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甘野 苺
甘野 星
甘野 望海
甘野 苺
こんな平和な生活が続けばいいのに
甘野 苺
甘野 星
甘野 苺
甘野 望海
そんな甘い望みは叶うのだろうか
空気が澄んでいて気持ちがいいな
山はやっぱりいい。
さて、苺たちのところへ 行くか
甘野 望海
グサッ…
甘野 望海
甘野 望海
甘野 望海
僕はブラウン管テレビが切れるように 視界が真っ暗になり、息絶えた
僕を刺した犯人は 僕が死ぬまで頭部を優しく撫で回した
まるで自分の子供のように
愛する人とできた子のように
でも最期ぐらい君に抱きしめられながら死にたかったと思う。
そんな甘い望みは叶うわけなかった。
甘野 望海
死ぬまでに。もっと沢山好きと言っておけばよかった。
甘野 苺
甘野 星
甘野 苺
甘野 苺
タッタッタッタッタッ
わかんないけど…嫌な予感がする
人が壊れる時は、私の心に黒い 靄が罹る
どうしよう…見たくない…
どんどん靄が濃く…深くなってく
嫌だ…どうか助かって
あぁ…足音だ誰か来たんだろう
甘野 星
私の嫌な予感は的中した
甘野 星
甘野 星
なんで、誰が…どうして
目を手で覆い隠して一生見ない ままにしたいくらいその光景は まだ3歳ほどの私には辛かった。
甘野 苺
甘野 苺
甘野 苺
ママ、そう……だよね お兄ちゃん…こんなことで死なない。
甘野 苺
ママ…望海じゃないよね。 じゃあなんで… そんなに、苦しい顔してるの?
絶対、違うよね…そうだよね? 望海じゃないよね。
私は、息子がこんな無残な姿になっているのをみたとき
受け入れたくなかった。
信じられない、誰がこんなことを…
あたしまたなにかやっちゃったかな
なにか逆恨みされるようなことしたかな。
甘野 苺
やっとの思いで触った息子は まだ少し温かった。
甘野 苺
でもそれは夏の日光のおかげで 決して望海の体温ではなかった。
いやでも頑張れば生き返ったのかもしれない。
でも私はそれをしなかった。 期待するだけ、傷ついてしまうから
手を握ってくれて、よかった。
その時、望海から涙が溢れた気がした。