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凛
咲
咲
凛
咲
凛
咲
咲
背の高い咲に抱き締められて
優しくキスされる
乾いた唇が
潤っていく
乾いた身体が
潤っていく
放課後の教室
咲
咲
凛
咲
咲が私の首筋にキスをする
咲の手が私の太ももに触れた
凛
咲
凛
凛
凛
咲
凛
咲
凛
凛
咲
私の彼氏
結の親は地元でも影響力がある人で
この高校の学園長とも繋がってる
という
噂を広めたのは私
本当は
嘘だった
そうゆう人がいるらしいという噂はあった
凛
咲
愛おしい目をした咲にキスされる
本当は
人を好きになるってよくわからなかった
愛されている実感
それが快感だった
凛
咲
教室の扉を開けた時
目の前に体格のいい男の人が座ってた
顔を上げると切れ長の目がどこか憂いを帯びていて
人を惹きつける何かがあった
礼
一瞬
何を言われたか分からなかった
そのまま彼は立ち上がり
何処かに行ってしまった
凛
制服を着てなかった
うちの学校には、働きながら夜勉強しに来てる定時制がある
凛
てか
盗み聞きされてた!?
なんか
酷いこと言われなかったっけ
凛
凛
✳︎
✳︎
彼氏の部屋
凛
結
凛
結は宝石メーカーの社長の息子で
将来を約束されている
本人も会社を継ぐつもりで
親の期待以上に努力を重ねている
結
結
凛
結は
本当の私を知らない
結
凛
座った私の膝の上にゴロンと横になる
横になりながら胸を触るのが結のお気に入りらしい
凛
恥ずかしがる
演技
結
凛
結
凛
結
結
凛
ふとさっきの男の人が頭に浮かんだ
酷いことを言われたけど
正論だった
結
凛
結
嘘だった
酒グセの悪い父親と男グセの悪い母親
離婚しないのは
私のせいらしい
私が高校卒業したら離婚するとか
正直どっちでも良かった
結
凛
何故かいつも前置きがある
こういう所も合わないな、と思う
結はキスが下手だった
無の感情
唇を合わせる、それだけ
凛
結
誰もいない家への帰り道
空を見上げる
夏の大三角形と北斗七星
小さい頃
誰かと見た記憶が蘇る
凛
大切な人だったような
そんなこともないような
明日に希望なんてない
17歳の夜
✳︎
それから
定時制の彼のことが気になって
放課後に教室に残るようになった
咲
凛
咲
凛
咲
さり気なくキスをしてくる
咲
凛
話が盛られてる
まぁ、いっか
咲
凛
咲
咲
凛
毎日毎日
またあの彼に会えないかと
待ってた
でも
会えないまま2週間が過ぎた
お母さん
凛
お母さん
凛
弟じゃなくてお兄ちゃん!??
お母さんの後ろに男の人
凛
礼
お母さん
私がこの2週間、気になって会いたかった人が
そこにいた
お母さん
お母さん
凛
礼
礼
お母さん
礼
礼くんと呼ばれた彼がこっちをチラッと見る
お前が嫌なら出て行くから
そう言ってるようだった
凛
住む家とかなかったら、辛いよね
凛
礼
お母さん
お母さん
礼
凛
礼
真っ直ぐにこっちを見る瞳
油断したら食べられてしまいそうな
野生的な瞳だった
背は180センチ以上はあるかな
上から見下ろされる
礼
礼
凛
凛
ボストンバックひとつ
礼
そうなのかな?
凛
礼
凛
礼
お父さんの部屋に案内する
なんとなく
ベッドに2人腰掛ける
凛
礼
凛
礼がこっちを見る
礼
凛
礼
彼は
笑うと目が優しくなって
胸が高鳴った
礼
凛
礼
凛
礼
礼
凛
礼
凛
凛
凛
礼
凛
礼
凛
凛
礼
凛
礼
凛
礼
礼
凛
凛
サイテー
逃げるように自分の部屋に入る
凛
嘘でしょーー!!?
✳︎
後半へ続きます💓