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黒神 零夜
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#🐈⬛🩷
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コメント
2件
読んで頂きありがとうございました! こういう辛い過去を持っていた方が話とか進めやすいかなぁ⋯と思いまして、オリキャラが主人公ですがこういった1話目を書きました! 気まぐれで更新して参りますので気長にお待ち頂けると嬉しいです!!
第1話、読ませてもらいました…! お話、めっちゃ刺さりました…。最初の「友人」だと思ってた人に嵌められるシーン、胸が痛かったよ…。個性のせいで敵扱いされる辛さ、先生や親にまで信じてもらえない孤独感がひしひしと伝わってきて、読んでて苦しかったです。 でも転校先で出会った常闇くんの優しさに、ちょっと救われた気持ちになりました。涙が止まらなかったシーンで、そっと抱きしめてくれたのが印象的で…。2人の距離がこれからどう変わっていくのか、すごく気になります。続き、楽しみにしてますね🌙
黒神 零夜
中学時代。 友人が1人もいない所へ入学した俺は一人ぼっちだった。 そこへ、クラスメイトの男子が1人やって来る。
男子生徒1
黒神 零夜
男子生徒1
この時、初めて名前を褒められた。 正直嬉しかったな⋯中学校で初めての友達も彼だったし⋯ でも、一緒に学校生活を送っていく内に、ヤバい事になってしまった⋯。
ある日、ーーと学校の屋上で昼食を食べていた時のことだった。 長いこと血を飲まずにいた俺は、飢えていたのだ。 その事をーーに話すと、彼は⋯⋯
男子生徒1
黒神 零夜
男子生徒1
彼は服の袖を捲り、俺の眼の前に差し出した。 正直噛み付いて彼の血を飲みたかったけど、俺は首を横に振る。
黒神 零夜
黒神 零夜
男子生徒1
飢えている中、血を飲んで良いよと言われて ヨダレを垂らさない吸血鬼はいるのだろうか。 俺は我慢できず、「じゃあ、少しだけ⋯」と言って彼の腕に噛み付く。 その時⋯パシャリというシャッター音がどこからか聞こえた。
黒神 零夜
男子生徒2
男子生徒1
黒神 零夜
男子生徒1
男子生徒2
男子生徒1
男子生徒2
男子生徒1
黒神 零夜
黒神 零夜
黒神 零夜
男子生徒1
ーーは俺の顔面を殴り、俺は地面をゴロゴロと転がる。 口から血が出てきた。頬の内側でも噛んじゃったか⋯ ペッと口内に流れ出た血を吐き出し、袖で口を拭う。
男子生徒1
男子生徒2
くすくすと笑う2人。 さっきから敵、敵ってうるさいな⋯ でも、こんな所で戦えばすぐに先生が来るだろう。
男子生徒2
男子生徒1
黒神 零夜
男子生徒1
男子生徒2
男子生徒2
黒神 零夜
足音はこちらに近付いてきている。 迷っている時間はない。確かにソイツの言う通り逃げた方が良い。 けどそれはコイツらの思う壺だ⋯なら必死に弁解して分かってもらおう。 ちゃんと説明して弁解すれば、きっと大丈夫⋯そう思っていたけど⋯現実は甘くなかった⋯。
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あの後、屋上に来た先生に説明をしようとした時、あの2人が先生に駆け寄った。 それもウソ泣きをして⋯ 先生に「どういうことだ」と言われ、必死に弁解しようとした。 けど、先生は俺の弁解を聞く前に「お前が何を言おうと信用できん、何があったかコイツらに聞く」と言って2人を連れて屋上を立ち去った。 1人取り残された俺は、膝から崩れ落ちる。
黒神 零夜
ぽたり、ぽたりと涙を流す。 俺は敵じゃない、ヒーローを目指している普通の中学生なんだ⋯ なのに何で⋯こんな事になるんだよっ⋯
あの後俺は先生から「放課後職員室に来い」と言われた。 小声で返事をする俺を見て、アイツらがケラケラ笑っている。 最低だ。アイツらがあんな事をしなければこんな事にはならなかった⋯ 俺はアイツらから目を逸らし、放課後までの時間を過ごした。
そして放課後、俺は職員室へ足を運ぶ。 ドアをノックして入ると、中には担任1人だけだった。 彼に「入れ」と言われ、ゆっくりと中に入る。
先生
黒神 零夜
先生
先生
黒神 零夜
俺は悪くないのに⋯ そう思いながら職員室を後にし帰路に就いた。
家に帰ると、スマホを片手に母が駆け寄ってくる。 そのまま勢い任せに俺の頬を思い切りひっぱたいた。
母
黒神 零夜
母
突然頬を叩かれ唖然とする俺に、母は鬼の形相で叱責した。 そして「はぁ⋯」と息を吐き、母は俺にこう問い掛ける。
母
黒神 零夜
そう。俺は誰にも言っていないが、もう1つ “ 個性 ” があるのだ。 その “ 個性 ” は血液操作。 名前の通り、自分の血を操るというもの。 血を硬化させたり縄のように操れるため、自分の血を使って武器を作ることが出来るし 拘束具のように扱うことも出来る。 人の血を操ることも出来なくはない。
母から問題行動をした事への叱責が終わり「自室へ行きなさい」と言って階段の方を指差す。 俺は俯いて母の横を通り抜け、自分の部屋に行ってドアのカギを閉めた。 ドアを背にしゃがみ、大粒の涙を零す。 友人だった彼に嵌められ、先生や母に話を聞いてもらえなくて⋯ 正直、俺にはもうどこにも居場所なんてないんだって思った⋯
あれから、あの中学校から別の場所へ転校した。 正直卒業までいられないだろうと思ったから。 母もあの日転校しないかと父と話していたようで、俺が転校を考えていなくともそれをするのは確定だった。 髪をワックスでセットして、目にはスモークバイザーを掛ける。 それに名前も黒神 零夜から夜神 蓮へ改名した。 市役所で完全に変えたわけではなく、学校の資料内でだけだけど⋯ 先生の「入ってこい」という合図でガラガラと教室のドアを開け、中に入った。
夜神 蓮
教卓の隣まで歩いていき短い自己紹介をすると、先生に自分の席を案内され、そこに座った。 隣にはカラスのような頭をした男子生徒が座っている。 友達になろうかと思い彼の方を向いたが、先生がHRを始めた為前を向いた。
HRを終え、後の授業や昼休み、午後の授業を終えて放課後になる。 学校を出て帰路に就いた時、隣の席の彼に「おい」と声を掛けられた。
夜神 蓮
常闇 踏陰
夜神 蓮
あの時に話し掛けようとしていたことを覚えてくれていたのか⋯? それで俺に声を⋯優しい子だな⋯と思ったけど、また嵌められたら⋯と考えてしまった。 もうアイツらはいないというのに⋯ 俺は「今日は用事がありますので、失礼します」と言って早足で彼の前から立ち去る。
常闇 踏陰
スタスタと歩く俺に駆け寄り隣に並んだ。 俺は頭にハテナを浮かべながら歩くスピードを緩める。
常闇 踏陰
夜神 蓮
まさか帰路が同じだったなんて思わず、少し目を見開く。 だがすぐにポーカーフェイスを装ってこくりと頷いた。
あれから少し歩いたところにあった公園に立ち寄り、色んな話をした。 彼の個性のことや学校でこれから行われるイベントや色んな先生のこと⋯色んな事を話してもらった。 話が弾み、気付けば辺りは暗くなってきている。
夜神 蓮
常闇 踏陰
夜神 蓮
常闇 踏陰
夜神 蓮
2人同時に立ち上がり、ペコリと頭を下げてお互い逆の方へ歩いていった。
家に着き玄関を開けると、母が駆け寄ってくる。
母
黒神 零夜
おかえり、の言葉もなくその心配か⋯ また問題を起こして転校、なんてしたくなかったからだろう。 あんな事になる前までは笑顔でおかえりと言ってくれたのに⋯
母
そう言って、母はリビングへ踵を返す。 俺は靴を脱ぎ、洗面台に行っては手を洗ってうがいをする。 そして2階に行って自室に入り、宿題をし始めた。
黒神 零夜
宿題を終え、今日の授業の復習と明日の授業の予習をし、ベッドに寝転ぶ。 今日はどっと疲れていたのか、お風呂に入らず寝落ちした。
母
あれから数ヶ月が経ち、進路を決める最後の機会となった。 前から第1志望に雄英高校を選んでいたが、両親は反対。 “ 個性 ” のことがあるし、容姿のことも⋯ 正直辞めた方が良いんじゃないかと自分でも思った。 でも、ある日の帰り道。また常闇くんと公園で話している時⋯
常闇 踏陰
夜神 蓮
常闇 踏陰
夜神 蓮
常闇 踏陰
彼と進路について話していた。 やっぱり、雄英だよね⋯ 色んな所にヒーロー科はあるが、その中で特に皆が行きたがっているところは雄英高校。 俺だってそこに行きたいけど、この “ 個性 ” で行けるわけないよな⋯こんな “ 敵向き ” の “ 個性 ” で⋯⋯
常闇 踏陰
そう聞かれたが、俺は答えられなかった⋯。
常闇 踏陰
夜神 蓮
常闇 踏陰
常闇 踏陰
夜神 蓮
常闇 踏陰
常闇くんは、よく気が付く子だ。 学校で転びかけたら個性で守ってくれるし、些細なことでも気付いて指摘してくれる。 今だって⋯まぁこれは分かりやすかっただけかもしれないが⋯ 話すべきか、このまま隠し続けるべきか⋯ 正直、話してしまった方が少しは楽になれる。 それに隠し続けていてもいずれバレるだろう⋯ なら今話しちゃった方が良い。 そう思った俺は、一呼吸置いて今までのことを彼に打ち明けた。
常闇 踏陰
全て話し終えた後、常闇くんは静かにそう口にする。 俺は話している途中、溜めていた感情が溢れ出し涙が止まらない。 そんな俺を、彼はそっと抱きしめ、背中を撫でてくれていた。 少しして落ち着いた俺は、彼から離れてベンチに座り直す。
夜神 蓮
常闇 踏陰
夜神 蓮
常闇 踏陰
フッと笑う彼。 その笑みは柔らかくて俺は少しの間、彼の顔をまじまじと見てしまっていた。
常闇 踏陰
夜神 蓮
彼は頬を赤くして顔をふいっと逸らす。 慌てて謝罪をし、俺は彼から顔をバッと背けた。
それから日が暮れるまで俺も雄英高校が第一志望なんだという話をしたり、 ヒーロー科に入れたら良いな、などの話をしてこの日は解散した。
母
父
士傑高校は兵庫県にある高校。 “ 西の士傑 ” と称され、雄英高校と並ぶ国内最高峰の超名門学校だ。 父にそう言われ、第2志望は士傑高校に決めた。
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進路を決めてからは猛勉強。 筋トレもして体を鍛え、夜は “ 個性 ” の特訓。 翼を思い切り前に羽ばたかせ、大きな竜巻を巻き起こしたり、沢山のコウモリに化けて森の中を飛んだり⋯ とにかく夜は “ 個性 ” 伸ばしに力を入れた。 日中は活動しにくいため、それに慣れる特訓も行った。 常闇くんの “ 個性 ” も光に弱いため、それに慣れるために明るい光の下でダークシャドウを召喚。 ダークシャドウは弱気になりながら特訓していた。
そして、何事もなく中学校を卒業し春休みに入った。 春休みはほとんど家におらず、常闇くんの家で勉強会や “ 個性 ” 伸ばし、苦手克服などをした。 そして、雄英高校の入学試験日前日。
夜神 蓮
常闇 踏陰
夜神 蓮
2人で夕飯を食べている時、そう話を切り出す。 「試験受かるかな⋯」「今まで頑張ったんだ、きっと受かる」 そう会話をしながら、カツ丼を頬張った。
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そして深夜。 常闇くんが眠った後、俺はこっそり家を抜け出した。 そして人気のない場所に来れば、また “ 個性 ” の特訓を始める。 特訓を始めて1〜2時間後、後ろから誰かに声を掛けられた。
死柄木 弔
黒神 零夜
動きを止め、後ろを振り返る。 顔や腕、色んなところに手の模型がついてて気味が悪い男。 ソイツは一瞬で俺の所へ近付き首を緩く掴んだ。
黒神 零夜
死柄木 弔
死柄木 弔
死柄木 弔
黒神 零夜
俺の首には4本手が当たっている。中指以外。 中指が俺の首に置かれた途端、俺はバラバラになって死ぬ。 それを聞いた途端、暴れるのを辞めて大人しくした。
死柄木 弔
死柄木 弔
黒神 零夜
その事はあの学校のヤツらと先生、両親と常闇くんだけが知ってるはず⋯ 誰かがネットに書き込んだか⋯はたまたコイツにどこかから見られてたか⋯ コイツはクククッと喉を鳴らし、不敵な笑みを浮かべた。
死柄木 弔
死柄木 弔
黒神 零夜
死柄木 弔
黒神 零夜
死柄木 弔
死柄木 弔
黒神 零夜
血液操作の “ 個性 ” は両親以外知らないはず⋯誰にも話していないのだから⋯⋯ 俺は怖くなり、体が震え始める。
死柄木 弔
男は不敵な笑みを浮かべ続けている。 すると、男は急に手をパッと離した。
死柄木 弔
黒神 零夜
ヒラヒラと手を振り、男は姿を消す。 俺は困惑しつつ、翼をしまって家に帰った。