TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

記憶の隅に。(完結)

一覧ページ

「記憶の隅に。(完結)」のメインビジュアル

記憶の隅に。(完結)

3 - 記憶の隅に。3

♥

230

2022年03月17日

シェアするシェアする
報告する

目が覚めると外はもう夜

ここに布団などないので

寝るために床につけた頬が冷たくなっている

12番

今回も変な夢を見た

大勢の人が何かを話している

顔は見えない

そこに俺が入ってみるとそいつらは驚いた顔をした

なぜかあいつらを見て安心した

そいつらの誰か一人に腕を掴まれそうになった

俺はびっくりしてそのまま逃げた

12番

…変な夢

視界が悪いので目をこっすって窓から外を見る

そこには雲一つない綺麗な星空が浮かんでいた

満月の月の光が自分を照らしているようだった

12番

なんでやろ…

なぜかどこかに行きたい気持ちになる

そう昔みたいに暴れまわって仲間と…

12番

仲間?

俺は生まれてからずっとここに住んでいたから

仲間なんていないはずなんだ

12番

…今日の俺おかしいわ

12番

外、出てみよ

本当は勝手に外を出てしまうとまたここに入れられる

だが俺にとっては気配を消して外を散歩するなんて

すごく簡単なものだった

俺は窓に手をかけてそのまま飛び降りた

運よくここは一階だったため怪我はしないで済んだ

そのまま走ってみた

どこまでもどこまでも

A国の城が見えなくなるくらいまでに

足がきづついてもお構いなしに

息が切れるまで、満足するまで

ずっと走り続けた

???

やっぱゾムは早いな!

12番

シャオ…ロ

聞こえた後ろの方に振り向いて

とっさに口に出た言葉に困惑した

12番

…?

聞いたことがない名前

なんで口に出てきたのか分からない

12番

やっぱおかしいわ

記憶の隅に。(完結)

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

230

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚