世界一どうしようもないRPG 2章

数分でわかる 前回のあらすじ

ここは科学と技術が日本ににた先進帝国『ニホーン帝国』。

しかし、そこは5度目の魔物の襲撃によって、大ピンチとなっていた。

そんな中、女神の力をさずかった(まぁ速攻で武器変えたけど)1人の少年ジルは、幼馴染の黒魔術師メリーとニホーン帝国に行き、5代目の魔王『モルガン』を倒すことを決意した……！

そして、ジルとメリーは帝国公認の移動商人の獣人族『パスカル』の教えで新たな町、砂漠の街『サンドアリマクリ』に足を踏み入れるのだった……！

(それでもわかんない人は序章を見ようね！松田とのお約束だよ！)

果たして、ボスモンスターを容赦なく焼き鳥にしたり女神に貰った木刀を速攻で別の武器に変えたジルと、ショタコンで本業は羊飼いで実は黒魔法は趣味で覚えたメリーは

ニホーン帝国を救えるのだろうか！？

それでは、本編始まります！ ごゆっくり〜

第5話

『砂漠の街 サンドアリマクリ』

ジルとメリーは、サンドアリマクリの街に無事に到着した。

あ、背景につっこんじゃダメだよ、 VIP会員じゃないから街だとこれしかないんだ、許してくれ

なんだこの金に目が眩んだ連中は

天の声は心配だ。

…勇者がこんなんでいいのだろうか、天の声はやはり心配だ

デケー・ピラミッド内部……

魔物を倒した！

その後もジルとメリーは、敵をどんどんなぎ倒し、遂に最上階まで来た。

壁画には、紫の髪の少年が台に寝かせられ、

心臓を抜かれている絵が描かれていた。

メリーが棺を覗くと、何かを見つけたようだ。

中には、PCやゲーム機、ゲーム大会優勝のトロフィーがわんさかおいてあった。

ジルが手に取ったのは、何かのトロフィー。

ふと、メリーが見ると、ジルの死んだ魚の目に光が点っていた

財宝を 手に入れた！

第6話

『立ち塞がる異形頭』

ジル達は、財宝『FPS大会優勝トロフィー』を抱え、とっととここをおさらばしたいと考えていた。

2人 『うふふ、ふふふふふ……』

勇者が金の亡者と化していて、大丈夫なのだろうか 天の声は心配だ。

ﾄﾞｶﾞｯ！！

ジルは何者かに蹴られ転んだ

ジルはかなりイラついている

ジル達の目の前に現れたのは、胴体はスーツ、頭が古いテレビの魔物。

返事が聞こえてメリーを飛び越し、テレビの魔物の隣に来たのが、スーツだが片方腕まくりしており、チョッキを来ていて、頭はボールで出来ている魔物。

2人 『まずはテメェ/アンタをぶっ殺す、話はその後だ。』

異形頭2人が現れた！！

ボールは高く飛んだ！ ボールへの命中率がさがった！

テレビは怪電波を発した！！ ジルの攻撃力が下がった！ メリーの防御力が下がった！

ジルはテレビに攻撃した！

テレビに50のダメージ！

テレビは 連続で殴った！

ジルに34のダメージ！

メリーは "なんか使ったらやばそうな黒魔法"を使った！！

…

……

………

トロフィーは 跡形もなく 砕け散った！

トロフィーの価値が消えた！

2人 『いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ金がぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!』

ジルとメリーは精神的に致命傷を負った！

2人 『お前らが来なきゃこちとらトロフィー割らなくてすんだんだよおおおおおおおおおおおおおおｯ!!!!!!!!』

伝家の宝刀 『上手に焼けました♪の刑』 (実際はただの 八つ当たり)

テレビとボールに5万のダメージ！！

勝利！！

……これ本当に勝利でいいのだろうか、 天の声は心配だ。

テレビとボールが 仲間に

なった！

テレビとボールは逃げ出した……。

『いやそんなのありかよおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!』

君たちだって好き勝手やってんじゃん、 天の声はそう思った。

第7話

ボス 『ミイラのゲス太郎』

何があったのか、天の声から説明しよう。

それは、数分前、ジル達はピラミッドの最深部の隠し部屋に来ていた。

そこには案の定、町長が言っていたミイラがいたが、すぐに2人は包帯で取り押さえられた。

ミイラは包帯が1部解けてて、色んな箇所が見えている

本来白目である部分が黒く、黒目である部分が赤い。 髪は紫から青のグラデーションで肩につくほどの長さに、中性的な顔つき。

その顔からは、怒りの感情が伝わってくる。

ミイラの目が見開いたかと思えば、地面が割れた。

数分後…

…現在に至る、という訳である。

何か閃いたようだ

メリーはなんか使ったらヤバそうな黒魔術を使った！

…

……

………

ミイラの後ろにあった高価そうなトロフィーが割れた！！

トロフィーの価値が消えた！

ジル達は(最悪な手口で)勝利した！！

…本当に、これでいいのだろうか… 天の声は心配を通り越して不安になった。

数分後……

数千年前…

1000年前、ここには大きな国があった。

オイラは、そこの国の王子だった。

でも、オイラはある重大なミスを犯し、 国民に捨てられた。

そこからは、このピラミッドに眠らされ、心臓を抜かれ、オイラは死んだ。 そして、時は流れ、オイラはミイラとなった。

誰もいない、ひとりぼっちの空間。 オイラはゲームでしか人と繋がれなかった。

でも、このピラミッドから直接出ることは出来なかった。

大会も、会場に行かない大会に出た。 オイラはいつも1位。郵送でトロフィーは届いた。

でも、封印のせいでひとりぼっち。 寂しい。 折角人に会えたのに、またひとりぼっちになるのは嫌だ 広い世界を、仲間と一緒にみたい。 仲間と一緒に笑い合いたい、他愛のない会話でふざけ合いたい

オイラは、ミイラになってから、それが夢だった、

【忘却のミイラ】ゲス太郎 が仲間になった！

第8話

『合唱曲:日傘をください』

実は、町長は昔ここにあった国を調べており、ゲス太郎はすごい質問責めされた。

ジルは 50000円と 秘境:わんにゃんらんどへの地図を手に入れた！

数分後……

今、ジルはゲス太郎にパーカーを奪われ、『えくすかりばー』と書かれたダサいTシャツが丸出し状態である

メリーは恥ずかしさのあまり顔を隠している。

キラッ☆という効果音が着きそうなほどナチュラルに言ったゲス太郎。

ジル達は真っ黒な日傘を手に入れた！

ゲス太郎が装備した！

誰もが思っただろう、何か身を守るすべがなくてはこの世界では生きていけない。

最後の蘇生のくだりの意味がわからない、 天の声はそう思った。

ついにこのパーティにもツッコミ役が入った、 天の声は少し安心した。

ジル達は、わんにゃんらんどに行くことにした。

そう、全てはお宝の為に……！！

次回予告

寄り道としてわんにゃんらんどにいくことを決意した3人

道の途中にあるスクラップヤード 『スクラップのまち』にたどり着く3人

そこでは、新たな出会い

この小説史上最悪の事件……！

果たして、ジル達はこのスクラップのまちを乗り越えれるのだろうか…！？

次回、世界一どうしようもないRPG

3章～スクラップのまち編～

お楽しみに！！

メリー

ジルの幼馴染。

元々は羊飼いの少女だったが、ジルに強制的に仲間にされ、魔法使い(笑)をしている。

黒魔術を得意とし、価値のあるものの価値を無くすなど、嫌な魔法が多い。

ちなみに黒魔法は趣味で覚えたらしい。

それと同時にショタコンであり、色々やばい人である。

いつも笑顔で優しい性格。

ゲス太郎

デケー・ピラミッドに封印されていた 褐色肌のミイラ。

数千年間ずーっと引きこもっており、その間にネット対戦ばかりやってたら、色んなゲーム大会で1位を取れるようになった。

尚、ニホーン帝国ではトロフィーを郵送で送る大会がある。

頭も冴えており、治癒魔法が得意だが、たまにミイラならではの呪術を使ったりひのきのぼうで攻撃したりする。

ジルが大好き。

１回ジルとメリーにトロフィーを割られたが、ジルに対してはそんなに気にしておらず、メリーだとぶち殺したくなるそうな。

左目に巻かれた包帯は絶対に取ってはいけない。

ちなみにゲス太郎というのは本名ではない。 眠っている間に、本名を忘れてしまい、しょうがなくゲームの中での名前、所謂ハンドルネームを名乗っている。