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だけど、まぁ
現場を黙って見ることは
だいぶキツかった
ﾓﾌﾞ
いいから黙って殴られてろw
志穂
…
Br
ｯ…！
ひたすらに殴られる音
そんな音、
もう聞きたくなんかない
殴られる度、
その度に、望月さんが
志穂
…ｯ
苦しそうな顔をする
Br
ｯ…
Br
(ｷﾞｭｩｯ…
服は、自分がしわくちゃにしてた
一番、辛かったんだろう
でも、その時はその時で
頑張って耐えた方だと思う
ﾓﾌﾞ
はーい、これが
ﾓﾌﾞ
優等生(笑)の様子でーすw
ﾓﾌﾞ
きったなお前w
ﾓﾌﾞ
ゴミまみれで、
近寄らないでほしいw
近寄らないでほしいw
ﾓﾌﾞ
あ、私達がそうしたからかw
ﾓﾌﾞ
あっはは！w
志穂
…
Br
ｯ…！
Br
…我慢できないｯ
ｶﾞｯ…
ガシッ
Kt
…ぶるっく
Br
きんさん…ｯ
Kt
だめ、待つんでしょ
Kt
その日が来るまで
Br
ｯ…
Br
…ありがと
Kt
…うん
止めてもらった時もあったけど
自分でも、頑張って制御してた
Br
…ｯ
大丈夫、耐えろ…ｯ
証拠集めのため…ｯ
Br
っし…
ﾓﾌﾞ
～～～～…
Br
…！
終わっ、た…？
志穂
…はぁ
Br
…
ﾀｯﾀｯﾀ…
Br
望月さん
志穂
…
志穂
…
Br
どうしたの、それ
Br
落書きにしては、
物騒な言葉達だね
物騒な言葉達だね
Br
あと、その怪我も
Br
痣だったり
Br
赤く腫れてたりするじゃん
志穂
…
志穂
…関係n
Br
関係ないなら別の話しようよ
志穂
…貴方自体が
志穂
私にとって邪魔なの
志穂
関係ない、
志穂
何度も言った
Br
うん、だからだよ？
志穂
…はぁ？
Br
いや、どーせまたさ
Br
服の下とかに傷あるんでしょ
Br
そんでもって
Br
ノートも毎日…てかほとんど
Br
変わってるよね
Br
…どういうこと？
志穂
…だからｯ
Br
って言う話をやめようよ
Br
いつまでそうなの？
Br
先生にでも頼れる
Br
なんで頼らないの？
志穂
…こっちの事情知らねぇ奴が
志穂
語ってんじゃねぇよ
志穂
お前になんか、
私の気持ちわかるわk
私の気持ちわかるわk
Br
うん、わかんない
志穂
ｯ…
Br
わかんないから
Br
"わかる人"に話を聞いた
志穂
わかる、人…？
Nk
はいはーい
志穂
…こいつと同じクラスの…
Nk
あ、知ってるんだ
Nk
ありがとー
志穂
…なにが、わかる人なのよ
志穂
ちっとも
わかってないだろうに…
わかってないだろうに…
Br
こっからは、本人から
Nk
あのね、望月さん
Nk
俺さ
Nk
君と一緒で、
Nk
虐められたことあるんだ
志穂
…は？
Br
…
Nk
俺、皆と変わってるんだよね
Nk
よく喋りすぎたり
Nk
時には人と全く違った行動を
したり
したり
Nk
先生とかには、驚かれたり
Nk
忘れ物も酷かった
Nk
小さい時はほとんどそれ
Nk
小学校とか中学とかは
Nk
人間関係が大体、
Nk
後は些細な喧嘩
Nk
それで、避けられたり
Nk
物隠された時もあった
Nk
けどね
Nk
今は大丈夫。
Nk
だって
Nk
「人に頼ってるから」
志穂
…
Nk
だから、望月さんと俺は
Nk
同じ境遇に近くて
Nk
少しわかる
Nk
その気持ち
Nk
でも、
Nk
これだけは言う
Nk
望月さんもわかってるはずだよ
Nk
自分で行動を起こさなきゃ
Nk
何も、変わんない
Nk
…じゃ、またね
Br
…またね
ﾀｯﾀｯﾀ…
志穂
…
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