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レミリア(召使)

もしも生まれ変われるならば………

君は王女

レミリア(召使)

「僕は召使」

運命分かつ 哀れな双子

君を守るその為ならば

レミリア(召使)

「僕は悪にだってなってやる」

女王様(母)

可愛いこね

国王(父)

元気に育つんだぞ

国王(父)

レミリア、フランドール

期待の中僕らは生まれた

カーンカーンカーンカーン

祝福するは教会の鐘

 

家臣

国王と女王様が死んだ

レミリア(召使)

は?

家臣

でフランドール様が今日から王女だから

家臣

お前は召使になれ

家臣

わかったな?

レミリア(召使)

なんでそうなるのよ!

家臣

もう決まった事なんだ

家臣

あとちゃんと敬語を使えよ

レミリア(召使)

かし…こまり……ました

大人たちの勝手な都合で

僕らの未来は二つに裂けた

たとえ世界の全てが

君の敵になろうとも

レミリア(召使)

「僕が君を守るから」

フランドール(王女)

(*^_^*)ニコッ

レミリア(召使)

「君はそこで笑っていて」

 

君は王女

レミリア(召使)

「僕は召使」

運命分かつ 哀れな双子

君を守るその為ならば

レミリア(召使)

「僕は悪にだってなってやる」

隣の国へ出かけたときに

早苗

あの

レミリア(召使)

ん?

早苗

これ落としましたよ

レミリア(召使)

ありがとうございます

街で見かけた緑のあの娘

早苗

いえいえ(*^_^*)ニコッ

早苗

ではさようなら

その優しげな声と笑顔に

一目で僕は

レミリア(召使)

「恋に落ちました」

家臣

おいレミリア

レミリア(召使)

はい、なんでしょう

家臣

緑の国を焼き払え

家臣

とくに早苗と言う女は絶対に殺せ

レミリア(召使)

なんでですか?

家臣

王女様の命令だ

だけど王女があの娘のこと

消してほしいと願うなら

レミリア(召使)

かしこまりました

僕はそれに応えよう

緑の国

早苗

あら、また会いましたね

早苗

そういえばどうしてここに?

レミリア(召使)

ごめんなさい

レミリア(召使)

グサッ

早苗

なんで……………

レミリア(召使)

バッ(マッチに火をつける)

レミリア(召使)

ポトッ(マッチを落とす)

レミリア(召使)

ダッ(逃げ出す)

どうして?

レミリア(召使)

ウッグスッ

涙が止まらない

君は王女

レミリア(召使)

「僕は召使」

運命分かつ

狂おしき双子

レミリア(召使)

「今日のおやつはブリオッシュだよ」

フランドール(王女)

やったー(*^_^*)

君は笑う

無邪気に笑う

もうすぐこの国は終わるだろう

怒れる国民達の手で

これが報いだというのならば

僕はあえて

それに逆らおう

レミリア(召使)

「ほら僕の服を貸してあげる」

レミリア(召使)

「これを着てすぐお逃げなさい」

フランドール(王女)

え?

レミリア(召使)

「大丈夫僕らは双子だよ」

レミリア(召使)

「きっと誰にもわからないさ」

レミリア(召使)

「僕は王女」

君は逃亡者

運命分かつ

悲しき双子

君を悪だと言うのならば

レミリア(召使)

「僕だって同じ血が流れてる」

昔々あるところに

悪逆非道の王国の

頂点に君臨してた

とても可愛い

レミリア(召使)

「僕の姉妹」

レミリア(召使)

「たとえ世界の全てが」

フランドール(王女)

(ついにその時はやってきて)

レミリア(召使)

「君の敵になろうとも」

フランドール(王女)

(終わりを告げる鐘が鳴る)

レミリア(召使)

「僕が君を守るから」

フランドール(王女)

(民衆などには目もくれず)

レミリア(召使)

「君はどこかで笑っていて」

フランドール(王女)

(君は私の口癖を言う)

グチャァ

君は王女

レミリア(召使)

「僕は召使」

運命分かつ

哀れな双子

君を守る

その為ならば

レミリア(召使)

「僕は悪にだってなってやる」

レミリア(召使)

『もしも生まれ変われるならば』

レミリア(召使)

『その時はまた遊んでね』

フランドール(王女)

お…….姉…様……

フランドール(王女)

ごめ…んな…………さい…………

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