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僕は良くも悪くも平凡で、家族にも友達にも恵まれている。
今日はバイトの日、僕は学校から少し離れたところのカフェで働いています。
長尾
長尾
店長
長尾
こんな感じでいつもどうりの心持ちで働いていた。
しかし、事件は突然起きた。そしてこの事件で僕の人生は一瞬にして非凡へと変わってしまった。
長尾
長尾
バシャッ
テーブルの足に引っかかり転びかけた。慌てて体制を保って手の上のお盆を見たがそこには乗せていたコーヒーが2つとも消えていた。
それを探して目の前を見てみるとそこには治安の悪そうな青年が不機嫌そうに俯いていた。よく見ると彼の着ているワイシャツは薄黒く濡れていた。
ま、まさか僕転びかけた拍子にお客さんにかけてしまったんじゃ……!
長尾
きゅっ
スタッフルームに戻ろうとする僕の服の袖を誰かに掴まれた。
道枝
振り向くと先程まで座っていたはずの青年は僕の頭上から見下ろしていた。
長尾
恐る恐る聞いてみる。
道枝
道枝
____?
長尾
道枝
い、いきなりなんなのこの人!?
客
道枝
そう言って青年は店を出ていった。 初対面で告白されたけど、誰だかわかんないしもう会うことなんてない…………よね?
《次の日》
僕は毎日の日課である花の水やりをしていた。水やりをするようになったきっかけは覚えていないが、ある時校舎の端にある花壇を見つけた。
すくすく育っていくお花達を見ていると心が癒される。この場所は普段あまり人の通らないところだが今日は遠くから誰かの足音が聞こえてきた。
そしてその足音はどんどんこちらへ近づいてきた。
道枝
ギュッ
長尾
突然背後から腕をまわされ思わず変な声が出てしまった。誰なのかを確認するため顔をそちらへ向けると、そこに居たのは昨日カフェで僕に告白をしてきた青年だった。てかなんで僕の名前知ってんの!?
道枝
長尾
こいつは、何を言っているのか?とでも思ってそうに彼はキョトンとした表情を見せた。
道枝
長尾
道枝
彼の口から直接彼女認定されて頭の中はすっかりパニック状態になってしまった。そんな僕に呆れたのか彼はため息をついた後に口を開いた。
道枝
長尾
道枝
長尾
そう言うと彼、道枝君はまわしていた腕を解いて今度は僕の頬を包むようにして触れた。
道枝
長尾
道枝
ニヒッと笑う彼は僕の頬を軽くむぎゅっと摘むと立ち上がり去っていった。
昨日は仕事中ってのもあってよく見ていなかったが、改めて見てみると……
ちょっとかっこいい、かも。
ひょんな事から不良少年と付き合うことになったけど、僕の人生どうなっちゃうの!?
続く……?