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6月25日

蒼太

そんな…

間違いなくスマホは6月25日 あの悲惨な事件の二日前を指しているのだった

伊吹

蒼太どうした?
腹でも下したんか?

今僕は何をすべきなんだ 何故過去に戻ったのか 分からない

そこでふと先輩のことを思い出した

蒼太

先輩…ッ

そのとき俺は荷物を手に取り 走り出していた

俺と茜先輩はいつも学校の裏門で 待ち合わせして帰っている

2日前ならまだ先輩も 生きているかもしれない

僕は無我夢中で走った

蒼太

茜先輩ッ…

茜先輩

どうしたのよ蒼太くん

茜先輩

そんな急がなくても良いのよ
私も今来たところだし

俺は先輩に近づいた

蒼太

いや、なんでもないです

俺は危うく先輩に抱きつくところだった

それを俺の理性が止めた

茜先輩

そっか、

茜先輩

じゃぁ帰ろう

蒼太

そうですね

ひとまず茜先輩が生きていて安心した

とりあえず今は茜先輩に 心配かけないよう普通の僕を演じた

茜先輩

見て見て蒼太くん
君にもらったネックレス着けてきたんだ

僕が付き合って1ヶ月記念でプレゼントしたネックレスを着けて見せてくる

蒼太

似合ってますね

なんて可愛いんだ…

茜先輩

蒼太くんも似合ってるよ〜

茜先輩

まさか付き合って1ヶ月記念でペアルックのネックレスはビックリしたよ

蒼太

グッ…ッ
もう言わないでくださいよ…

恥ずかしながら1ヶ月でネックレスを! しかもペアルックを プレゼントしてしまったのだ!

茜先輩

私は嬉しかったけどなぁー

茜先輩がはにかんで笑う こういうところがズルい

先輩にタイムリープのことや先輩が死んだということを話すべきか?

そう考えてると先輩が続けて話した

茜先輩

ついに明日だね学園祭

蒼太

先輩楽しみにしてましたもんね

茜先輩

もちろん

茜先輩

最後の学園祭だもの
楽しまなきゃ損よ

僕は決意した

蒼太

僕が先輩を守りますよ

先輩が頬を赤らめた

茜先輩

え?それって…

何を言ってるんだ僕は 身体中の毛穴から汗が吹き出る

蒼太

蒼太

変な意味じゃないです
物理的にちゃんと守りますから

変な言い逃れをしてしまったが 今はそれで良いと思った

茜先輩

ありがとう笑笑

先輩にタイムリープのことを話すのは まだやめよう

先輩には何も知らず学園祭を 楽しんでほしいと心から思った

茜先輩

またね

気がついたらもう茜先輩の家の前だ

蒼太

はい、また明日

僕と茜先輩は手を振り合った

蒼太

何を言ってるんだ僕は…

今頃になって恥ずかしくなった

蒼太

まぁ僕も帰るか

今日僕は決意をした

茜先輩は学園祭を楽しみにしている

僕が絶対に茜先輩を守るんだ

君を救う僕らの三日間

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