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※百合
※ヤンデレ要素多め
ある大きな事件が起こった
私は中学生だった
その頃には私もだいぶ落ち着いていて姉の言う通り大人しくなっていた
さき
その日は雨だった、大雨注意報がテレビに流れていく
さら
さき
その時ドアが勢いよく開いた
さら
さき
そこには真っ青な顔をした祖母が居た
祖母
祖母
さき
さら
頭が真っ白になって何も考えられない
色々な思考が頭の中を巡る
さら
先に口を開いたのは姉だった
それを遮るかのように祖母が膝から崩れ落ちた
祖母
さら
姉はこれ以上祖母に何も言わなかった
さき
さら
さき
祖母
祖母はずっと祈りの言葉を呟いていた
さき
何だか私も不安になってきて涙が溢れそうになる
さき
私は姉に声をかけた、でもそれは間違いだった
さき
私は見てしまった、姉の本性を
さき
笑っているの?
さら
訳が分からなかった
何故笑っているのか、何で笑えるのか
姉はただ静かに笑みを浮かべていた
さき
姉は私の口を塞いだ
見た事ない邪悪な笑顔だった
私の耳元でまるで内緒話をするかのように言った
さら
さら
さき
絶句した
その時ようやく分かった本当に狂っているのは姉なんだって
一見普通の人間の様に見えて実際は人間の振りしたただのモンスター
あんなに大好きだった姉の笑顔
一瞬で恐怖を感じるトリガーとなってしまった