コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
流花
君はそう言っていた
梅雨時ずぶ濡れまんま 部屋の前で泣いていた
夏が始まったばかりというのに 君はひどく震えていた
千尋
千尋
曲名 /あの夏が飽和する。
殺したのは隣の席の いつも虐めてくるアイツ
もう嫌になって
流花
肩を突き飛ばして
流花
打ち所が悪かったんだ
流花
流花
そんな君に僕は言った
千尋
千尋
千尋
千尋
千尋
千尋
千尋
千尋
千尋
流花
父
千尋
君と
千尋
流花
僕の
千尋
そして僕らは逃げ出した
この狭い狭いこの世界から
家族もクラスの奴らも何もかも
全部捨てて君と二人で
千尋
千尋
千尋
千尋
千尋
千尋
結局僕ら誰にも 愛されたことなどなかったんだ
そんな嫌な共通点で 僕らは簡単に信じあってきた
君の手を握った時
千尋
微かな震えも既になくなっていて
誰にも縛られないで 二人線路の上を歩いた
モブ
金を盗んで
二人で逃げて
千尋
流花
流花
千尋
どこにも行ける気がしたんだ
今更怖いものは僕らにはなかったんだ
額の汗も
落ちたメガネも
流花
あぶれ者の小さな逃避行の旅だ
千尋
千尋
千尋
千尋
流花
千尋
流花
流花
流花
自分は何も悪くねぇと誰もがきっと思っている
あてもなく彷徨う蝉の群れに
水も無くなり揺れ出す視界に
迫り狂う鬼たちの怒号に
バカみたいにはしゃぎあい
流花
ふと君はナイフを取った
流花
流花
流花
流花
流花
千尋
千尋
そして君は首を切った
まるで何かの映画のワンシーンだ
"白昼夢"を見ている気がした
気づけば僕は捕まって
君がどこにも見つからなくって
君だけがどこにもいなくって
そして時は過ぎていった
ただ暑い暑い日が過ぎてった
家族もクラスの奴らもいるのに
千尋
あの夏の日を思い出す
僕は今も今でも歌っている
千尋
君に言いたいことがあるんだ
9月の終わりにくしゃみして
6月の匂いを繰り返す
君の笑顔は君の無邪気さは
頭の中を飽和している
誰も何も悪くないよ
千尋
もういいよ
投げ出してしまおう
千尋