白福萌甘
轟焦凍
絞り出したような声が 耳元で木霊する。
後ろから抱き締められて、
頭も心もぐちゃぐちゃに なってしまった。
白福萌甘
轟焦凍
轟焦凍
轟焦凍
白福萌甘
轟焦凍
轟焦凍
轟焦凍
胸上に回っていた腕が ほどかれる。
ゆっくり焦凍くんの方を 向き直ると、
焦凍くんは悲しそうな、 辛そうな顔をしていた。
轟焦凍
そう自嘲気味に 言った焦凍くんに、
私は咄嗟に「違う!」と 声を上げていた。
白福萌甘
白福萌甘
白福萌甘
白福萌甘
白福萌甘
白福萌甘
轟焦凍
思い切って本当の気持ちを 言葉にする。
今度は目を逸らさないで。
あの双眸をしっかり捉えて。
轟焦凍
轟焦凍
白福萌甘
白福萌甘
轟焦凍
轟焦凍
焦凍くんは安堵したように 眉を下げると、
目を細めて微笑んだ。
この笑顔を1番多く映すのは、 私の目であってほしい。
焦凍くんも そう思ってるといいな。
白福萌甘
私たちは同じ気持ちなんだから。
これが不器用で 意気地無しな私たちの、
精一杯の距離の求め方。
正 し い 距 離 の 求 め カ タ
fin
コメント
5件
最高の終わり方過ぎて泣きそう😭💖 連載お疲れ様でした🙏🏻 ̖́- ほんとにもう結ばれてよかった👉🏻💗 轟くんの距離感がバグりすぎて死にかけてきたけど最後が見れて本当に幸せ🤦🏻♀️ 💞 てまりさんの書くヒロアカ夢小説ほんとに好きすぎてずっと見ていたい🤤 次の連載も楽しみにしてる❕💞
これにて「正しい距離の求めカタ」を完結とさせていただきます! 最後までたくさんのコメント、ハートありがとうございました🙇🏻♀️💕