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翌朝。 学園の空気は、昨日とは明らかに違っていた

モブ

ねえ……今日、上の人が来るって

モブ

校長先生らしいよ

じゃぱぱ

……やっぱり、来るよな

ひなこ

ええ。隠し通せる規模ではありませんもの

ひなこ

それに――
あの重圧ですわ

授業が始まってしばらくした頃

コン、コン 控えめで、しかし拒めないノック

マチャス先生

どうぞ

扉が開いた。 そこに立っていたのは、 深い紺色のローブを纏った女性だった。 年齢は分からない。 けれど、立っているだけで―― 空気が整う。

じゃぱぱ

(えとさんに似てる…)

マチャス先生

校長先生

教室が、一瞬で静まり返る

ひまわり先生(校長)

授業中に失礼します

ひまわり先生(校長)

少しだけ、
時間をいただきますね

柔らかな声。 それなのに、背筋が伸びる

校長の視線が、 迷いなくこちらを捉えた

ひまわり先生(校長)

…あなたですね

じゃぱぱ

…はい

立ち上がろうとした、その瞬間――

ひなこ

……失礼いたしますわ

彼女も、同時に立った

ひまわり先生(校長)

…公爵家のご令嬢

ひなこ

はい

ひなこ

そして、彼の同級生ですの

校長は、 わずかに微笑んだ

ひまわり先生(校長)

なるほど

ひまわり先生(校長)

昨日の訓練場での出来事

ひまわり先生(校長)

あなたは、学園の正式記録に存在しない防御呪文を使用しましたね

教室が、ざわめく

モブ

記録に……ない… .ᐣ

モブ

そんなの……

じゃぱぱ

……はい

じゃぱぱ

でも、守るためでした

ひまわり先生(校長)

えぇ

ひまわり先生(校長)

記録も、
証言も、すべて確認しました

ひまわり先生(校長)

あなたの行動に、問題はありません

じゃぱぱ

……

ひなこ

ですが.ᐣ

ひまわり先生(校長)

ええ、ですが――です

校長は、静かに言葉を続ける

ひまわり先生(校長)

あなたの魔力反応は、測定器の想定範囲を超えています

ひまわり先生(校長)

制御状態も、年齢不相応に安定している

ひまわり先生(校長)

…正直に言いましょう

ひまわり先生(校長)

異質です

教室の空気が、張りつめる

ひなこ

訂正いたしますわ

ひまわり先生(校長)

.ᐣ

ひなこ

“異質”ではありません

ひなこ

前例がないだけですの

校長は、少しだけ目を細めた

ひまわり先生(校長)

……あなたは、彼をどう見るのですか

ひなこ

…守る者ですわね

ひなこ

力を振るうためではなく、
退かせるために使う

ひなこ

そして―

ひなこ

自分の価値を、
正しく理解していない

じゃぱぱ

……

ひなこ

それが、最も危険ですの

校長は、 ゆっくりとうなずいた

ひまわり先生(校長)

同感です

ひまわり先生(校長)

ですから、
結論を出しました

ひまわり先生(校長)

彼を――
特別監視対象とします

教室が、ざわっと揺れる

モブ

監視…… .ᐣ

モブ

処分じゃ……

じゃぱぱ

……罰、ですか

ひまわり先生(校長)

いいえ

ひまわり先生(校長)

保護です

ひまわり先生(校長)

そして、過剰な期待から守るための措置でもあります

校長は、ひなこを見る

ひまわり先生(校長)

あなたに、付き添いを任せたい

ひなこ

承知いたしましたわ

ひなこ

最初から、
その覚悟でおりますもの

ひまわり先生(校長)

……頼もしいですわ

校長は、 最後に俺を見た

ひまわり先生(校長)

あなたはまだ、
自分が“見られる存在”になった自覚がありません

ひまわり先生(校長)

ですが…

ひまわり先生(校長)

学園は、
あなたを見逃しません

ひまわり先生(校長)

守る力を持つ者には、
守られる責任も生じます

ひまわり先生(校長)

それを、忘れないでくださいね

そう言って、 校長は静かに教室を後にした

沈黙

じゃぱぱ

……これ、結構大ごとだよね

ひなこ

ええ

ひなこ

ですが

彼女は、はっきり言った

ひなこ

あなたは、
一人ではありませんわ

ひなこ

その点だけは、ご安心なさい

じゃぱぱ

ありがとう

ひなこ

当然ですわ

ひなこ

これからは――

ひなこ

私が、あなたの盾になりますの

その言葉に、 教室の空気は、さらに重みを増した

魔法学園で守る側の俺

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