西寺すみれ
真人,なんで生きてるのよ!!
禪院真希
はぁあっ!?真人!?
真人
ふははっ!!どうだいすみれぇっ!!
嬉しいかい!?幼馴染との再会さぁァァあっ!!
はははははははははッッッッッ!!!!
嬉しいかい!?幼馴染との再会さぁァァあっ!!
はははははははははッッッッッ!!!!
西寺すみれ
ッッ!!((コイツっ!!イかれてる……))
真人
君は馬鹿なんだよぉっ!!
あんな事信じてさぁっ!!
あんな事信じてさぁっ!!
禪院真希
おいっ!?すみれ!!幼馴染ってなんだよ。
西寺すみれ
ㇸ……??
禪院真希
…なんで言ってくれなかった。
((内通者なのか……??お前は))
((内通者なのか……??お前は))
辞めてよ…どうしてそんな顔で見るの なんでそんな失望した顔でっ!!
西寺すみれ
そんな顔で見ないでよっっっっ!!!!
禪院真希
ッッ!?!?……すみれ??
真人
((((あはははははははッッッッッ!!!!
君はどうせ味方なんて居なくなるんだよ。)))
君はどうせ味方なんて居なくなるんだよ。)))
禪院真希
……いい。
西寺すみれ
は?
禪院真希
今は言わなくたっていいっつってんだ!!
高専帰ったら…聞かせてもらうからな。
高専帰ったら…聞かせてもらうからな。
真人
(((はぁ…君はどこまで愛されてるんだよ。
西寺すみれ……ここで殺せば作戦が台無し。)))
西寺すみれ……ここで殺せば作戦が台無し。)))
真人
(((お前からすべてを奪うまでは……お預けだ。)))
真人
別に戦いたいわけじゃないんだ。
ってことで、また、渋谷で!!
ってことで、また、渋谷で!!
禪院真希
ッッ!!おいっ!!!!
西寺すみれ
………((クソが。))
禪院真希
……
西寺すみれ
………((クソ…アイツのせいで
真人のせいで…私の人生狂わされる。))
真人のせいで…私の人生狂わされる。))
西寺すみれ
最悪……ボソッ
禪院真希
……チラッ
禪院真希
((酷いこと言ったか……??
いくらすみれでもあの言葉の意味くらい
どんな気持ちで言ったか分かるよな))
いくらすみれでもあの言葉の意味くらい
どんな気持ちで言ったか分かるよな))
禪院真希
(((根拠もねぇのに…内通者か、なんて考えて
馬鹿が私は…!!……クッソ最低だ。
こんなんじゃ……あいつと一緒じゃねぇか。)))
馬鹿が私は…!!……クッソ最低だ。
こんなんじゃ……あいつと一緒じゃねぇか。)))
西寺すみれ
……((クッソ最低だよ…真人))
西寺すみれ
……((今ここで飛び降りられたなら楽になれたのかな))
西寺すみれ
((なぁんて…そんな事あり得ないんだけどね。
1人に恨まれようが勘違いされようが憎まれようが
私は私なりに正しく戦い、正しく死にたい))
1人に恨まれようが勘違いされようが憎まれようが
私は私なりに正しく戦い、正しく死にたい))
西寺すみれ
((だからこんな所で死ぬなんてくだらないことはしない))
西寺すみれ
((きっと真人を殺してから…
私は死んでもいいと初めて思うよ))
私は死んでもいいと初めて思うよ))
禪院真希
すみれ。
西寺すみれ
……なんの用?
禪院真希
…さっきはすまなかった。
西寺すみれ
…ははっ…なんのこと??ニコッ
禪院真希
我慢すんな、お前の本音を聞かせろ
西寺すみれ
……気使ってあげたのに
禪院真希
…随分毒舌だな
西寺すみれ
そりゃね…根拠もなしに
裏切ったのか?みたいなこと思われてるような、
あんな絶望した顔向けられちゃぁ……
裏切ったのか?みたいなこと思われてるような、
あんな絶望した顔向けられちゃぁ……
西寺すみれ
最低だなって思っちゃうよ。
禪院真希
…ごめん。
西寺すみれ
……謝るなら、私の話を聞いて、
納得したならもう裏切ったなんて思わないで
納得したならもう裏切ったなんて思わないで
禪院真希
嗚呼…分かってる
西寺すみれ
これは否定はしない……真人は幼馴染。
西寺すみれ
いっつも一緒に遊んでた…真人と居る毎日が楽しかった
西寺すみれ
けどある日、呪霊が大量に湧いて、
そこら辺呪霊まみれになったの。
そこら辺呪霊まみれになったの。
西寺すみれ
その日お母さんが死んで、
怖くて必死で逃げてた、そしたら偶然
真人の姿が見えて、近寄ってみたの
怖くて必死で逃げてた、そしたら偶然
真人の姿が見えて、近寄ってみたの
西寺すみれ
そしたらね……真人は人の腕を持ってた。
西寺すみれ
その時私は真人がやったのかと思ってた。
西寺すみれ
けど前に真人にあった時、
話をして、なんであの時腕を持ってたの?って…
話をして、なんであの時腕を持ってたの?って…
西寺すみれ
そしたら真人が
「あの時俺は反転術式で怪我人を治療してた」ってさ
「あの時俺は反転術式で怪我人を治療してた」ってさ
西寺すみれ
その時はそれを信じてた、
信じるしかなかった…それ以外になにもなかったから
信じるしかなかった…それ以外になにもなかったから
西寺すみれ
信じちゃったの……
真人は罪悪感とやらで自ら死んだ…
真人は罪悪感とやらで自ら死んだ…
西寺すみれ
はずだったのに…なんで生きてたんだろうね。
禪院真希
つまりは…嘘つかれたって訳か
西寺すみれ
ん……てっきり死んだのかと…
西寺すみれ
でも今思うと、特級呪霊が横腹に穴をあけたくらいで、
死ぬわけがなかった、
それなのに信じちゃってた私は馬鹿だった
死ぬわけがなかった、
それなのに信じちゃってた私は馬鹿だった
禪院真希
取り敢えず…お前はこっち側って事は分かった。
禪院真希
お前…どうするんだよ、アイツのこと
西寺すみれ
どうする?……なにが
禪院真希
幼馴染なんだろ、
殺すのに抵抗とかあんだろ
殺すのに抵抗とかあんだろ
西寺すみれ
…なに言ってんの、そんなのないよ。
西寺すみれ
どうするもなにも…私は殺すよ。
幼馴染とか関係ないよ、裏切られた。
そしてきっと…今の真人を見る限り
幼馴染とか関係ないよ、裏切られた。
そしてきっと…今の真人を見る限り
西寺すみれ
あの大量の呪霊はきっと真人が改造して作った。
西寺すみれ
だったらお母さんを殺したあの呪霊だって
最初から全て…真人のせいだった。
最初から全て…真人のせいだった。
西寺すみれ
そんな奴……幼馴染でもなんでもない、
クソ野郎だよ。
クソ野郎だよ。
禪院真希
…分かった、お前の意志を否定するつもりはない
禪院真希
けど…お前は最近……暗いぞ。
そりゃいろいろあっから仕方ねぇだろうけど
そりゃいろいろあっから仕方ねぇだろうけど
禪院真希
くれぐれもあっち側((呪詛師側))には行くなよな。
西寺すみれ
いかないよ(笑)
西寺すみれ
だって…いくら勘違いされようと
私はこの高専が楽しいんだもん。
私はこの高専が楽しいんだもん。
西寺すみれ
少なくとも今はここじゃなきゃやだよ(笑)
禪院真希
ッッ!!……嗚呼、やっぱりすみれは笑顔が一番似合うぞ
西寺すみれ
……ふはっ!!そうかな??
無理に笑ったりしないけど、
笑う時は精一杯笑うからねっ(笑)
無理に笑ったりしないけど、
笑う時は精一杯笑うからねっ(笑)
禪院真希
嗚呼、そうしてくれニコッ
西寺すみれ
ふふっ…!!
禪院真希
もうあんな酷いこと…思ったりしねぇからギュッ
西寺すみれ
ッッ!!……当たり前でしょ?
思ったら許さないからね(笑)
思ったら許さないからね(笑)
禪院真希
ふはっ…怖い怖い
西寺すみれ
((やっぱり私はこの高専が好きだ))
禪院真希
……
((一緒、死んでも……ずっと守るから))
((一緒、死んでも……ずっと守るから))
西寺すみれ
((これからもこの高専に居れるように,
絶対に呪詛師共には負けたりしない。
これからも絶対にこの生活を保つんだから))
絶対に呪詛師共には負けたりしない。
これからも絶対にこの生活を保つんだから))
私はただ……この生活を続けたいだけ
西寺すみれ
((けど…続けるのが難しいんだよなぁ゙……))
西寺すみれ
((でも私が今できるのは…精一杯やることっ!!))
禪院真希
渋谷での決戦……ぜってぇ勝つぞ
西寺すみれ
…当たり前だよ!!
西寺すみれ
私!!決めたから!!
絶対また皆でこの高専に帰って来るって!!👍
絶対また皆でこの高専に帰って来るって!!👍
禪院真希
……ッッ…ふっ…じゃあ殺ること殺らねぇとな(笑)
西寺すみれ
うんっ!!頑張るよっ!!ニコッ