青
桃
赤
※二次創作 地雷さんはブラウザバック推奨
青
赤
赤
優しい人のはずなのに、僕を助けてくれたのに、動悸が止まらない。
呼吸が荒くなる。僕の心は泣き叫びたくなるほどの恐怖に包まれた。
赤
青
青
赤
青
僕はついに感情が大爆発して、大泣きしはじめてしまった。
助けてくれたのに、ありがとうって言わなくちゃいけないのに。
そんな僕の考えとは裏腹に、僕の心は大きな恐怖に包まれ、泣くことしか出来なかった。
赤
赤
赤side
ほんのりとまだ寒さが残る、ある春の日
俺はたまたま、朝早くに目が覚め散歩へ行っていた。
散歩から帰ってくるとなにやら、隣の部屋の人が騒がしい。
少し嫌な予感がして、俺は決心して隣の部屋へ入った。
すると…
そこには、か弱そうな男の子(?)を押し倒す、配達員らしき男がいた。
明らかにその男の子は怯えていて、頬に殴られたであろう痕跡もあった。
俺は昔やっていた武道の技を使い、配達員を気絶させた。
しかし、男の子の目は怯えきっており、俺が何を言っても届かない様子だった。
俺は、これはどうしたらいいのかと考えていた。
その間にも、男の子は泣きじゃくりながら、「桃くん」と連呼していた。
ふと、玄関に置いてあった固定電話に目を向けると、電話番号が書いてあった。
赤
もしかして、この子が言っている桃くんという人の電話番号なのではないかと、思い、俺はその番号に電話をかけることにした。
プルルルルル…プルルルルル……
数回コールがなり、ガチャっと電話が取られた。
赤
赤
そう問いかけると電話の向こうからは、低く少しドスの聞いた声で、「そうだが、お前は誰だ」と聞こえてきた。
赤
俺は事の詳細をできる限り伝え、電話の向こうの桃くんに帰って来れないかと問う。
すると、「すぐ帰る」とだけ言い残し電話を切られてしまった。
赤
俺は泣きじゃくるこの子を置いて行くことも出来ず、桃くんの帰りを待つことにした。
桃side
家に残した、青の心配をしながら、 部下と会議をしていたその時にそれは起こった。
俺のプライベートで使っていた、携帯が突然鳴り出したのだ。
普段プライベート用の携帯から着信があることなんて滅多になかった。
しかし、今は家に青がいる。 何かわからないことがあり、聞きたいのかもしれない。
桃
俺は電話に出て、優しい声で喋る
しかし、電話の向こうから聞こえた声は、青ではない声だった
すると、俺が誰だと聞く間もなく、電話の向こうから「桃くんですか?」と問われる
桃
電話の向こうのやつはそんな俺の質問には答えようとせず、淡々と今起こっていることを話した。
隣の部屋が騒がしいと思って入ったら、青髪の男の子が配達員らしき男に襲われていたこと。
そして、今は配達員を気絶させているが青は泣きじゃくっていて話が出来る状態じゃないこと。
それを聞いて、俺はすぐに帰る準備をしていた。
すると、電話の向こうのやつから帰れるかと問われたので、すぐ帰るとだけ言い電話を切った。
青
呼吸がしにくくて、泣くのを辞めたいのに、涙は止まらなくてもっと呼吸も荒くなる
赤
赤
青
青
呼吸しなきゃいけないのに、苦しいのに、息を吸いすぎて肺が痛いのに。 体は言うことを聞いてはくれない。
その間も、涙はとめどなく溢れてきて止まることを知らない。
赤
あれから何分経ったのだろうか、少しずつ呼吸も落ち着いてきた。
でも、心はまだ恐怖に包まれていて、生理的な涙がとめどなく溢れる。
青
青
僕がぼろぼろと泣いて、桃くんの名を呼んでいると、勢いよく玄関の扉が開き、桃くんが飛び込んできた。
桃
湊斗
湊斗
湊斗
湊斗
湊斗
湊斗
湊斗
湊斗
湊斗
コメント
2件
投稿ありがとうございます!!赤くんがいてくれて良かった😭もう青くんの事襲うやつマジで許さん😤湊斗さん毎回最高過ぎで定期的に読まさせていただいています!連載楽しみです🎶
前から裏で見させて貰っているものです✨ 神ですか??? めちゃくちゃ内容が好みです😻🩷 1度とても低浮上になっていたはずが、戻ってきてくださりとても嬉しいです😭😭 これからも頑張ってください!