闇を抱えた私の心

〈E組 教室〉

そういって先生は自分の顔を絞り始める

殺せんせーの指を飛ばした律がその扱い

一体、次はどんな殺し屋がくるのだろうか

ｶﾞﾗｶﾞﾗ(ドア)

ﾎﾟﾝｯ

突然、その男は鳩を出した

全員がドアに注目したその時

ﾄﾞｫｰﾝ

転校生は教室の壁を破壊して入ってきた

白ずくめの保護者と

話が読めない転校生

ずっと気になっていたことを、赤羽がついに質問した

ー 昼休み ー

転校生は、さっきからずっとお菓子を食べ続けている

甘党なところも同じ

表情が読みづらいところもよく似ている

巨乳好きなところまで同じ……

タコと人間

そこだけがどうしても違う

堀部イトナは、放課後どのような暗殺をするのだろうか

放課後の暗殺を見る予定だったのに

予定が入ってしまった

明日、誰かに教えてもらおう

ー 放課後 ー

ー 翌日 ー

結果から言うと、勝者は殺せんせー

机をリングにして、そこから一歩でも出てしまえば死刑

観客に危害を加えた場合も負けというルールで行ったそうだ

そして、次の言葉で先生と堀部イトナが兄弟だという理由が分かった

だからあの時も、どしゃ降りの雨の中濡れずに済んでいたのだ

シロは堀部イトナを連れて、帰っていったそう

堀部イトナが触手もちだったことはあまり驚かなかった

でも、気になったことが2つ

その触手を見た瞬間、殺せんせーは急に激怒したこと

そして

初対面のはずだった殺せんせーの弱点を知り尽くしていた“シロ”という人物は何者なのかということだった

この出来事をきっかけとして、E組がさらにやる気になった

悪いことばかりではなかったのだ