律
皆さん、こんにちは?
memoire ギターの律です
memoire ギターの律です
悠
同じくベースの悠です
颯
キーボードの颯です
奏
ボーカルの奏です!
隼人
奏の友人の隼人です
律
この流れで友人とか
奏
隼人冷たいね
隼人
えっ(--;)
悠
こらこら、あまりいじめてはいけませんよ?
颯
あらすじ紹介するんでしょ?
律
あ、あぁ…
律
要するに、歌うことが好きな奏のために、俺たちはバンドを組むことにした
颯
声の聞こえない奏に歌を教えていた音楽経験のある隼人もメンバーに誘うが
隼人
演奏以外は協力する
奏
とだけ言い残したのよね
律
音楽やってたなら入ればいいのに
颯
そこで、僕は彼と同じ音楽教室に通っていたことを告白する
颯
もちろん、隼人がなんで人前での演奏を避けたのかも知ってるけどね
律
ということで、5話だ!
律
で、隼人はなんで演奏を避ける
颯
あんまり人のこと話すのよくないと思うな…
悠
おい、それは私ならいいと言うことですか?
颯
悠だから
悠
理由になってませんよ
奏
…隼人は、練習の時、わざわざ外に連れ出したんだ。それと関係あるのかな
律
家絡み?
颯
まぁ、そうだね
奏
まぁ、お母さんと隼人が仲悪かったのは私が来る前からだったらしいよ
奏
確かに、3年前からピアノも弾かなくなったけど、何も言ってくれなかったし
律
あいつ、ピアノができるのか
颯
隼人は、演奏できる楽器にバイオリンだと言っていた。
颯
でも、隼人は、ピアノが得意だったんだ。神童と謳われるぐらいには。
隼人
颯…何を言おうとしてるの
悠
どうして貴方が。
隼人
話し合い…遅いな…思った…から。
颯
思い出した?
颯
初めて会った時、君はなんの反応もしなかったから
隼人
…垢抜けてた…から
颯
隼人は雰囲気、暗くなったね
普段は、クラスでも人気の優しい颯を人をいつもからかっている颯を、
スっと黒い沼が飲み込まれていくのがわかった
隼人
それで…奏に…話すわけ…?
颯から笑顔が消え、声が低くなる。
隼人は、元々高くてか細い声が余計に弱々しくなっていく
颯
なら、彼女を音楽に関わらせなかったら良かっただろ。
颯
『悪魔の神童』
その冷たい一言に一同が震えた
颯
…これ以上いたらダメだね。
律
はぁ?ちょっ…手、痛い
律
(この冷たい感覚…俺たちが出会った頃の颯だ。)
律
(いじめられてた中学生時代の…)
律
お前ら一体何があったんだよ
隼人
僕の…わがままのせい…なんですね
隼人
あれは、もう3年も前の話になります
僕の家は、音楽の家系でした。
だから、音楽教室に通うのも、ピアノをするのも自然な流れでした。
ピアノの才能があったらしく発表会に出たら賞を取り、
周りからは、『神童』と呼ばれ、メディアでも取り上げられるようになりました。
しかし、音楽教室はピアノだけでなくフルート、オーボエ、打楽器…様々な楽器も教えていました。
その中にピアノよりも魅力的な楽器を見つけたのです
それが『バイオリン』でした。
隼人
お母さん、今度の発表会、バイオリンが弾きたいな。
母親
何言ってるの、あなたはピアノしか出来ないんだから…だめよ。
隼人
でも…
母親
だめよ。発表会まではピアノ以外の演奏はダメだからね。
隼人
…はい。
これが、小学生3年生から中学生2年生の間、
ずっと発表会の度に行ってきた会話だった
音楽スクール
隼人
はぁ…
颯
どうしたのかな?
隼人
(確か、同じ中学の…)
颯
黒崎 颯です
颯
中学にあがってから興味があって1年だけ通わせてもらってるんだ
颯
君の名前は?
隼人
名瀬…隼人です
颯
で、なんか悩み事?
隼人
その…やりたいことと、周りの環境が合わなくて…
隼人
僕は、発表会にバイオリンが弾きたい。
隼人
でも、お母さんはピアノだって。
颯
確か、うちの発表会って楽器選べるんだよね
隼人
うん。
颯
なら、バイオリン…弾いたら?
隼人
…え?
颯
だってバイオリンが弾きたいんでしょ?
隼人
うん…でも、
颯
僕も楽器やりたくてこの教室入ったし
颯
やりたいこと、やればいいじゃん
颯
なんなら、一緒に出る?
隼人
一緒に?
颯
そう。
颯
僕かピアノ弾いて
颯
隼人がバイオリンを弾く
颯
僕は天才の君からピアノを教わることが出来るし
颯
隼人は、バイオリンができる
颯
いい曲があるんだ
彼が出した楽譜は、手書きのものだった。
その曲名は、『Fanfare』 (ファンファーレ)だった。






