テラーノベル
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コメント
6件
ハッピーエンドって書けますか?海に大森元貴が歩いてる時に涼ちゃんとひろぱが来て助けてって感じの、できればでいいのでやって欲しいです、!
主
主
主
⚠注意⚠ 現実乖離表現有り、キャラ崩壊有 ジサツ表現有、鬱展開満載
完全にnmmnですが ご本人様とは一切関係ございません
主
主
前作より 送られてきたメッセージから何かを悟り 2人はマネージャーへ連絡を取ることに
もう、なんとなく答えは分かっていた
マネ
ひろぱ
りょうちゃん
マネ
りょうちゃん
マネ
先程送られてきたメッセージの内容を 省略しながら話す 声が震えるが、恐ろしい気持ちを抑え 1つの質問を投げかける
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
マネ
ひろぱ
ひろぱ
りょうちゃん
プルルルル、プルルルル
【お掛けになった電話は 電波の届かない場所にあるか 電源が入っていないため お繋ぎできません】
りょうちゃん
りょうちゃん
ひろぱ
マネ
りょうちゃん
りょうちゃん
ひろぱ
ひろぱ
マネ
なんとなくの予想であって これが全てではない、と前置きを入れ 静かに語りだす
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
先程までは全ての動画が消され 何もかもがなくなっていたはずの画面 そこには、1本の動画が投稿されていた
ひろぱ
ぽつんと最後に遺された動画 画面は静止画で、無色 最初に優しいフルートの音色 控えめなギターとベースの音 正確に刻むドラムの拍 それに乗るピアノの旋律
りょうちゃん
ひろぱ
ずっと、穏やかで流れる旋律 心を宥めるような、撫でる音 ずっと続くかと思われた時 小さなブレス音が聞こえた
マネ
マネ
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
りょうちゃん
そこには、歌詞があった 願いを込めるように綴られる歌詞 想いを託すように、祈るように ただただ、目の前の貴方を包むように そっと紡がれる、歌詞があった
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
マネ
ひろぱ
マネ
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
ひろぱ
ひろぱ
りょうちゃん
りょうちゃん
マネ
マネ
マネ
ひろぱ
ひろぱ
りょうちゃん
マネ
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
りょうちゃん
りょうちゃん
マネ
ひろぱ
ひろぱ
マネ
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
ひろぱ
ひろぱ
りょうちゃん
りょうちゃん
ひろぱ
マネ
マネ
マネ
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
マネ
ひろぱ
ひろぱ
マネ
マネ
マネ
りょうちゃん
マネ
マネ
ひろぱ
ひろぱ
通話
38:53
電話終了後
ひろぱ
りょうちゃん
りょうちゃん
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
差し出されたスマートフォンの画面には あの海岸沿いの地図と共に ギターの写真が大きく載っていた
ひろぱ
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
ひろぱ
ひろぱ
りょうちゃん
りょうちゃん
ひろぱ
ひろぱ
りょうちゃん
りょうちゃん
ひろぱ
ひろぱ
写真に写っていた海 そこには多くの人影 中心にはギターがあった
ひろぱ
りょうちゃん
りょうちゃん
ひろぱ
ひろぱ
りょうちゃん
少し離れた場所から見守る 入れ替わり立ち代わり砂浜へ人が来る ギターを写真に収める人も居れば 近くへしゃがみ込み眺める人も居た
ひろぱ
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
りょうちゃん
りょうちゃん
ポツポツと言葉を紡いでいた その間に砂浜の人は減り いつしか月明かりが静かに照らすのみになっていた
ひろぱ
りょうちゃん
砂浜を2人で歩く 砂に足を取られ前へ傾いた時 後ろから強い力で引き戻される
りょうちゃん
ひろぱ
ひろぱ
りょうちゃん
りょうちゃん
ひろぱ
少し歩いた先に、それはあった
ひろぱ
見慣れたギター。 そっと触れてみても、温もりはなくて ずっとそこに置かれていたことが分かる
りょうちゃん
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
りょうちゃん
りょうちゃん
ひろぱ
砂浜に置き去りにされたギターを抜き取り 軽く砂を払い肩にかける
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
りょうちゃん
ひろぱ
ひろぱ
りょうちゃん
ひろぱ
ひろぱ
りょうちゃん
ひろぱ
ひろぱ
りょうちゃん
りょうちゃん
ひろぱ
2人で声を揃えて曲名を言う やっぱり一緒。 顔を見合わせて微笑んで 波打ち際まで歩く
ひろぱ
りょうちゃん
りょうちゃん
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
2人の音は、静かな海辺に響いた 掻き鳴らす訳じゃないギター 甲高く鳴る訳じゃないフルート ただただ美しく響くだけ
静かな旋律、滑らかに伸びる音 優しく響く2つの音に嗚咽が混ざる 堪えきれなくて溢れたのは涙 悔しさと虚しさに襲われる
曲が終わった時、片方は膝から崩れ落ち もう片方はその肩にそっと手を添えた
ひろぱ
ひろぱ
りょうちゃん
りょうちゃん
静かに月明かりだけが照らす中 嗚咽だけが響く
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
歯を食いしばり、小さな呟きは落ちる さざ波にかき消されそうなほどの声
その時、風に乗って声が聞こえた ここに居ない、最後のピース 2人して顔を上げ、海を見つめる そこには、先程と変わりない静かな海が 月明かりに照らされ輝いていた
ひろぱ
りょうちゃん
ひろぱ
ひろぱ
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
りょうちゃん
りょうちゃん
その後、月明かりの照らした海は 静まり返り 2つの影は消えた そこに残るは沈黙 影を見送るように、一度だけ大きな波が 2人の足跡をさらい消した
海岸へ行った日から その後のことは詳しく覚えていない。 慌ただしい日常が過ぎていたと思うが ただただ虚空の時間が過ぎた
りょうちゃん
ひろぱ
ひろぱ
りょうちゃん
りょうちゃん
ひろぱ
ひろぱ
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
りょうちゃん
りょうちゃん
ひろぱ
あの後のことは、正直どうなったのか全く分からない。 遺体が発見されたのか、報道されたのか。 なんの情報も入って来ない。
正確に言うなれば、 情報を入手する手段がなくなった というべきか。 海に行った日の帰り 「もう何も考えたくないから 少し時間が欲しい」 と言ったところまでは覚えている
その後、スマホからの情報も 遮断したほうがいいと預かられた 部屋の備え付けテレビも撤去された 大丈夫だと言ったところで、 「まだ駄目」だと 一向に返してくれる気配はない
だから、知る由もない 今テレビもネットも 大騒動が起きていることなど
ひろぱ
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃんは、普段通り優しい いや、前よりずっと優しい…?
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
ここ最近の、不安。 皆に置いていかれるんじゃないか。 一人ぼっちになるんじゃないか。 一人の背中を追いかけて、その後ろを必死に追いかけていたあの頃みたいに
一人になることが、怖かった
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
安心をくれる人。 絶対、不安を消してくれる。 ふわふわとした微笑みと、心を鎮める言葉 いつもいつも、安心をくれる人。
ひろぱ
ひろぱ
力無く笑うのが限界だった もう、頼れるのは涼架だけ。 頼らないと… 生きていくことすら出来ない。
りょうちゃん
ひろぱ
ひろぱ
ひろぱ
いつしか、こんなやりとりもした気がする あの時は確か、一緒が良いって言えなくて りょうちゃんは笑ってた。
りょうちゃん
りょうちゃん
ひろぱ
全く同じ言葉 嘘偽りない、澄んだ瞳 穏やかな表情なのに、恐怖を感じる
りょうちゃん
ひろぱ
立ち上がり、部屋を出て寝室に向かう リビングで薄くついていたテレビには 規制線の張られた砂浜が映っていた
聞き取れたアナウンサーの声は 「遺体」「死後」「葬儀」 役立つものは何もなかった
りょうちゃん
ひろぱ
ひろぱ
引き攣った笑顔を貼る もう何もかもが終わりを迎えているらしい 逃げられない。そう思った
…そもそも、何故逃げようと思ったんだ? ここは味方しか居なくて、安全 それなのに…?
りょうちゃん
りょうちゃん
ひろぱ
りょうちゃん
りょうちゃん
悩んでいるうちに寝室に着いていたようだ 2人で布団に潜り込み、向い合せになる
りょうちゃん
りょうちゃん
優しい旋律だった 穏やかな曲調 歌詞は無かった。 それは、満ち引きを繰り返す波のようで
サラサラと髪を撫でる仕草 そこから伝わる体温に安心して目を閉じる 数分も経たない内に深い眠りに落ちる
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
眠る横顔を前に小さな懺悔が零れる 寝息と、嗚咽が響く部屋
りょうちゃん
りょうちゃん
りょうちゃん
「くうはく。」 作詞:大森元貴 作曲:藤澤涼架、若井滉斗
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主