きょーはなにをおしえてくれるの?
今日はねぇカイ君に魔法を教えてあげよう
まほう?ぱそこんじゃなくて?
そうだよぉ魔法はね、いつか使う時が来るからね
いつか友達のために使ってあげてね
どんなまほうなの?
それはねぇ.....
こんな....記憶...なんて
でも....懐かしい
黛灰
どーも。来世の俺。もうやるべき事は分かるよね。今こそそれを使うべきだよ。
カイ
これを...使えばいいんだよね
黛灰
そう。どうか、君の友達、いや俺の友達を救ってあげて欲しい
カイ
ありがとう。僕に道を示してくれて。
黛灰
.....
カイ
行ってくるね
黛灰
...行ってらっしゃい
ハヤト
もう....無理...なのでしょうか......
ハル
もっと....もっとだ...その絶望ヲ寄越セ
カイ
...........無理じゃない
ハヤト
黛.....さん?
カイ
今こそ仲間を救うんだ!
パァァァァ
ハル
....!
ハヤト
まぶしっっ
ーーーーーー
不破湊
....!
不破湊
.......ゆ〜!
不破湊
まゆ!!
黛灰
え....?
三枝明那
おはよ!
三枝明那
まゆゆがずっと寝てるなんて珍しーねー
不破湊
もう下校時間よ!!
黛灰
俺そんな寝てた.....?
三枝明那
ほら早くゲーセン行こ!
黛灰
ちょっそで引っ張らないで....
甲斐田晴
あ!アニキィ!僕のペン返してくださいよぉ!
不破湊
はぁ?まだ3日しか借りとらんやろ!コブンのくせに生意気やな!
ペチペチ
甲斐田晴
いたっいたぁいちょっとアニキィ
黛灰
相変わらずだね
遥か先の平行世界には、
笑い合うみんなの笑顔がありましたとさ。
僕はそれだけで満足だよ。ようやく成仏できそうだ。
瞬間、ひとりの白髪の少年がこちらを見て微笑んだ気がした。