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夜会当日、私は自分の部屋の鏡の前に立ち、深呼吸…。
アイリス
鏡の中のには、ヘアアレンジやメイクをなんとか頑張った私が固い表情で写っている
アイリス
結局ドレスはサンテリーヌの店長の亡くなった奥さんの綺麗なドレスを譲ってもらった…
指先が少し冷たい
時計を見ると、夜会の時間まで30分をきっている
アイリス
「今夜は何事も起きずに終わりますように」…そう願って家を飛び出した
家を出たとたん、目に入ったのは……
ラルド
ジュート
アイリス
アイリス
ラルド
ラルド
アイリス
ジュート
ジュート様は私の手を取ると馬車の中までエスコートしてくれた
ラルド
そう言ったラルド様は御者席に着く
ジュート
アイリス
私はジュート様と馬車の中に座ると、ゆっくりと馬車が動き出した
ジュート
アイリス
ジュート
ジュート
アイリス
私は一つ、ジュート様に聞きたい事があった
アイリス
ジュート
ジュート
アイリス
ジュート
ジュート
ジュート
そのとたん、ジュート様は着ていた上着めくり、私に腕を見せた
その腕に、目立ったような傷は見つからない
ジュート
アイリス
グリーム城へ聴取に行ったとき、ノア様とエドガー様もそんなような会話をしていた…
ジュート
アイリス
アイリス
ジュート
アイリス
ジュート
ジュート
ジュート
アイリス
「いつも」助かっている。ということは…ジュート様はよく怪我をするんだろうか?
ラルド
御者席からラルド様の声が聞こえ、馬車が停車する
ジュート
ジュート様は私の手を取って向き合うと…私を見続ける。
ジュート
その優しく柔らかい微笑みに思わず胸が熱くなる
アイリス
馬車を降り、ジュート様とラルド様とともに王城の中へと足を踏み入れる
夜会の会場は…光と音楽で溢れていた
きらびやかな雰囲気に魅入ってしまう
アイリス
ジュート
アイリス
アイリス
ジュート
ラルド
ラルド
アイリス
アイリス
私はラルド様の後をついていく
……ついていったはずだったのに
アイリス
国王主催なだけあって、たくさんの貴族が来ていて……
人の波にのまれ、ラルド様を見失ってしまう
いつの間にかジュート様ともはぐれてしまった
アイリス
胸がきゅっとなる。 落ち着いかないと……。 視線を巡らせながら、一歩踏み出したその瞬間
__どんっ
誰かにぶつかる。 グラスが揺れ、赤い液体が床に飛び散る。
貴族
甲高い声。 振り向くと豪奢な装いの貴族のご婦人。 周囲の視線が集まる
貴族
アイリス
アイリス
けれど、ご婦人は納得のいかない顔だ。
貴族
貴族
貴族
アイリス
私は静に答えた。 そのとき
ふわりと、柔らかな声がした
???
その場での空気がすっと変わった。 ゆっくりと現れたのは…… キール・ルガーナイト様 彼もまた、グリームの一人
キール
キール
貴族
柔らかな物腰に、整った綺麗な顔立ち
ご婦人はキール様に完全に見とれている様子だ
キール
貴族
ご婦人は安易に引き下がり、周りのざわめきも徐々に落ち着く
キール様はゆっくりと私へ向き直る。
キール
アイリス
アイリス
キール
キール様はふっと笑う
キール
アイリス
キール
アイリス
アイリス
私は深く頭を下げ、ラルド様達を探そうとドレスの裾を翻す
キール
そのとき、ぱしっ、とキール様が優しく私の腕を掴む
キール
キール
キール
アイリス
キール
キール
キール様はぱちっとウインクをする
私はキール様に腕をひかれ、王城の中央にある大きな階段を上り…
会場を離れ、大きな廊下へ。 音楽が遠ざかり、足音だけが響く
キール
キール
アイリス
キール
キール様の突然の問いに思考が止まる
アイリス
アイリス
キール
キール
そんな話をしているうちに…
王の家紋が彫られた大きな扉の前にたどり着く
キール
コンコン…とキール様が扉をノックする
アルディラ
中からアルディラ様の声がする
アイリス
私は緊張してバクバクなる心臓をなだめ、扉へ手を掛けた
夜会はまだまだ続く。
そして…グリーム達の運命も動き始めている