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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

モブ男side(ガッカリしないでね。)

僕はNRCの生徒、モブ男!突然だが、この NRCの紅一点は知ってるか?彼女は 誰かに名前を呼ばれたら髪を揺らして 振り向き、瞳は綺麗なエメラルド。 そう。そんな彼女は可憐なハートのお姫様だ。 そんな彼女に僕は今から告白する。

モブ男

よぉし!行くぞ!

モブ男

…あのっ!ニアさん…っ!

ニア・ドールピスク

?はぁい?ニコッ

……可愛過ぎる…!ちょっと上目遣い気味で こっち見て来てるし、こちらを伺う様に 首をちょっと傾げてる!可愛いっ!

ニア・ドールピスク

あの…大丈夫ですか?

モブ男

ぁ…えと、そのっ…///

ニア・ドールピスク

しっかりしろ僕!今日は絶好の 告白日和じゃないか!あの監督生も居ないし、 それにローズハート寮長も居ない! こんなのチャンス二度とないぞ僕!

ニア・ドールピスク

あの…用が無いなら私もう…

モブ男

っ!好きだっ!!!

ニア・ドールピスク

はっ…!?

咄嗟に伝えてしまった…でも恋は病。だって 君が視界に入れば自然と君を目で 追い掛けてしまうし、君が笑えば僕の心に 花吹雪が舞うし、君から漂う薔薇の甘い香りは 僕の脳を静かに満たして行くんだ。

ニア・ドールピスク

…ごめんなさいっ…!

モブ男

は…?っ!なんで!?
誰か付き合ってる人が居るのか!?

ニア・ドールピスク

っひ…それは…なんと言うか…

モブ男

居ないの?なら僕と付き合ってよ!
友達からでも良いんだ!

ニア・ドールピスク

あのっ!本当辞めっt

??

君達!廊下で何を騒いで居るんだい?

ニア・ドールピスク

リドル…先輩…すみませんでした…

リドル・ローズハート

全く…おや?ニア。今日は髪を
アップにしてるんだね。可愛いね。ニコッ

ニア・ドールピスク

えっ?本当?ありがとう。ニコッ
これポニーテールって言うんだよ〜

リドル・ローズハート

馬の尻尾と言う意味かい?
…フフッなんだか興味深いね。

ニア・ドールピスク

リドル先輩は馬術部所属ですもんね〜

モブ男

ぁ…

二人が向かい合って話してる姿は まるで恋人の様だった。(恋人です。)

リドル・ローズハート

それで君は…あぁうちの寮生か。

モブ男

こんにちわ寮長…

リドル・ローズハート

ニアに何か用だったのかい?
邪魔してしまって、すまないね。

ニア・ドールピスク

あ、そう…あの…モブ男くんだっけ?
私…リドルと付き合ってるから…
貴方とは付き合えません…

モブ男

っ…

リドル・ローズハート

…………………

ニア・ドールピスク

と言う訳で…行こう?リドル。私、
ちょうどリドルの所行こうとしてたの。ニコッ

リドル・ローズハート

…そっか。ニコッ

こうして、僕の初恋は終わった。

プリンセスはトランプを投げ捨てた。

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