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姫華
あ、そうだ
姫華
ねえ真一郎
真一郎
んー？
姫華
千冬くんって知ってる？
真一郎
あー！知ってるぞ
真一郎
どうかしたのか？
姫華
さっき来る途中で会ったの
姫華
万次郎と一緒にいた
真一郎
へえ？
真一郎
珍しい組み合わせだな
姫華
そうなの？
真一郎
千冬はだいたい圭介といるし
真一郎
万次郎は堅といるしな
姫華
ふうん
姫華
千冬くんだけ知らなかった
真一郎
まー最近は家きてねえしなあ、圭介
姫華
あー、確かに
姫華
じゃあ、私はそろそろ帰ろうかな
姫華
まだご飯食べてないし
真一郎
おう！また後で
姫華
真一郎、今日のご飯何がいい？
姫華
買い物して帰るんだけど
真一郎
うーん、シチュー！
姫華
わかった
姫華
今日こそ野菜ちゃんと食べてね
真一郎
げっ...わかったよ
姫華
若くんも来る？
若狭
あーごめん、用事があるんだ
姫華
そっか〜また今度遊びに来てね
若狭
おー、ありがと
姫華
じゃあまたね
真一郎
ん！
若狭
ばいばーい
姫華
はー、なんか疲れた
姫華
暇だなあ
姫華
エマはデートだし...
ｶﾗﾝｶﾗﾝ
万次郎
しんいちろー！！
真一郎
お、万次郎
千冬
お久しぶりっす！！
真一郎
おう、久しぶりだな
万次郎
あれーひめかは？
真一郎
もう帰ったぞ
万次郎
なーんだ
真一郎
ひめに用事か？
万次郎
んーん、別に
万次郎
千冬がしんいちろーに聞きたいことあるんだってさ
真一郎
千冬が？
千冬
あのっ！
千冬
ひめかさんってどんな人ですか？
真一郎
そうだなあ...優しいな、料理が上手くて
真一郎
寝るのが大好きで
真一郎
努力するやつかなー
真一郎
あと一人が好き
千冬
なるほど...
真一郎
なんでそんなこと聞くんだ？
千冬
その...えっと...
若狭
ふうん...
若狭
ひめかが好きなの？オマエ
千冬
えっ...
真一郎
え？
千冬
そうっす、今日初めて会ったっすけど
千冬
一目惚れしちまって...
真一郎
ふーん...そうなんだ
若狭
真ちゃん...目が笑ってねえ
千冬
ひめかさんを俺にください！
万次郎
お前それ結婚のとき言うやつじゃん
真一郎
あー、悪いけど
真一郎
ひめは渡せねえ
千冬
そうっすよね...
千冬
大事な妹だから－
真一郎
いや、血は繋がってねえんだ
真一郎
2年前に俺が拾ってきたから
千冬
え？！
千冬
確かに似てないっすね
千冬
じゃあなんで...
真一郎
俺はひめが好きだから
千冬
それって、
真一郎
恋愛的な意味でな
真一郎
だから、誰にも渡せねえよ
千冬
なるほど...
若狭
おいオマエ、千冬つったか
千冬
はい！
若狭
まだ諦めなくていいんじゃねえの
若狭
真ちゃんの告白、今までokした人いねえし
真一郎
おい余計なこと言うなよおおお
千冬
じゃ、じゃあ
千冬
諦めません！
真一郎
はあ...俺が決めれることじゃねえし
真一郎
好きにしろ〜
千冬
はい！
万次郎
たっだいまー！
姫華
おかえり
万次郎
なあ明日家に千冬呼んでいい？
万次郎
一緒に勉強するんだ！
姫華
いいよ、休みだし
万次郎
やった！
姫華
今日のテストはどうだったの？
万次郎
うーん、まあまあできた
姫華
そう、また分からないとこあったら聞きなよ
万次郎
ありがと！
真一郎
うーん、どうすっかなあ...
姫華
なにがー？
真一郎
ｽﾞｻﾞｻﾞｯ
真一郎
え、いつからそこにいた？
姫華
え、さっき
姫華
ドアノックしたのに返事がないからさあ
姫華
勝手に入っちゃった
真一郎
あーわりい
真一郎
考え事してたわ
姫華
悩み事ー？
真一郎
...
真一郎
なーひめ
真一郎
もし俺が姫のこと好きって言ったらどうする？
姫華
？
姫華
私も好きだよ
真一郎
そうじゃねえよ、恋愛感情
姫華
え
姫華
なに？私の事好きなの？
真一郎
例えばの話な
姫華
うーん...//
姫華
ないしょー
真一郎
なんだよそれ！
姫華
好きな人でもいるの？
真一郎
あー、まあな
姫華
ふーん、応援してるよ
姫華
真一郎好きな人いるんだ
姫華
まあそりゃそうだよね
姫華
顔いいし
姫華
面倒見いいし
姫華
...なんかモヤモヤするうう
姫華
なんなんだろう
姫華
胸焼けするようなもの食べたっけな
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