"自称ドS"とのおかしな関係

そう言ってなっちゃんに明るく振る舞うがが正直全然大丈夫じゃない

いきなりクラスメイトに掴みかかられ、犬になれと言われ服脱がされてぶっ叩かれる

身体的にも精神的にもしんどすぎる

だけどなつがすぐに助けてくれた

流石親友。まじ感謝しかない。

なっちゃんと別れた後さっきの事を思い出しため息をつく

…怖かったなぁ…

めちゃくちゃ痛かったし苦しかった。

まだ背中がヒリヒリする。

…痛かったはずなのに不思議な感覚だった

首輪を付けられたときも

叩かれたときも心臓がうるさいくらいドクドク鳴ってて。

なんだか体がうずうず…？してて…

この感覚がなんなのか俺にはよくわからなかった。

偶然1つ下俺の幼馴染のこさめと遭遇した

そう言って手を振りながら駆け寄ってくる可愛らしい姿を見ると辛かった気持ちが一気に溢れた感じがして、いつのまにかこさめに抱きついていた

ギャン泣きしながらひたすらこさめの名前を呼んでいる姿に困惑している

「相談乗るよ」とこさめが言ってくれたからお言葉に甘えて今日あった事を打ち明けた。

始めての感覚で曖昧な説明しかできなくてこさめも首を傾げている

そうこさめが笑わせてくれたからちょっと気が楽になった気がした。

こさめが受験合格したのは知っていたが、まさか同じ高校だとは思っていなかった。

そう言って頭撫でると無邪気に笑うこさめ。

そんな愛くるしい姿を見たら一気にさっきの辛さが吹っ飛んだ気がした。