帰り道、見慣れたチョコレート色の扉を開くとカランカランと鐘の音がする。
y/🦁
いらっしゃ…って、初兎やん。
s/🐰
やっほ、悠くん。
僕はこのカフェのバイトさん。今日はシフトが入ってるわけでもないけど、遊びに来ちゃった。
s/🐰
“いつもの”で!笑
y/🦁
はいはい、かしこまりました
僕の言ういつものっていうのは、砂糖が入った甘いカフェオレ。
ゆうくんの作るカフェオレは、コーヒーからしっかり淹れてくれるから好き。
y/🦁
はい、甘めのカフェオレ。
s/🐰
わーい、あんがと!
y/🦁
…いっつもプライベートで店来たとき、それしか頼まんよな
s/🐰
まー、これが一番好きやし。
y/🦁
というかパンケーキとかは作り方教えたやろ…
そう言い呆れるゆうくんに、僕はそっと真実を向ける。
s/🐰
あのなあ、僕が作り方教えただけで作れる人間やと?
y/🦁
…悪いけど、料理に関しては人間やないかも
だから言ったやろ、と言わんばかりにゆうくんの方に目を向ける。
y/🦁
あーもう、ごめんって…そんな目で見んでや笑
s/🐰
まあ、ゆうくんやし特別な?
カランカラン
y/🦁
お?
ないこ
やっほー!
s/🐰
あ、ないちゃん!
ないこ
あれ?初兎ちゃん…
このお店はちょっと狭い。
きっとこれからもっと人が来る。
少し賑やかになった店内に、僕は心を少し躍らせた。
タタン
始めまして〜
タタン
スピアタルトタタン🍎🥧と申します。
タタン
今までプリ小説しかやったことがないので、テラーは本当に不慣れです…!!
タタン
是非応援お願いします〜