テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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【幸福のオパール】

第7話 - 《第5話》【見えない心。教えない秘密。】

5,121

2024年06月23日

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しろねこ( ៸᳐ ៸᳐ )

──────────

ｻﾞﾜ…ｻﾞﾜ

食事では皆が話し合う。

黙々と食べる者など居ない。

俺もその1人だ。

どれだけ禁止されていようと、

話す事はある。

魔女でも人でも。

ゲヘナ

……

灰梢

どうしたの？

灰梢

とても黙りね…

クロルハ・ファルテ

なんかあったんですか？

ゲヘナ

うわ、

ゲヘナ

ルハか、

クロルハ・ファルテ

あー、すいません。

クロルハ・ファルテ

スプーンを取りに行ってて、

ゲヘナ

そうなんだな、

クロルハ・ファルテ

なんか悩んでるけど大丈夫か？

灰梢

そうよ？

灰梢

黙りを決め込んで、灰ばあ心配心配…(. . `)

ゲヘナ

……

ゲヘナ

フォスリア姉妹どこ行ったんだろって、

クロルハ・ファルテ

……

灰梢

……

『『確かに』』

伯善鐘

今気付いたのか？汝ら…

灰梢

き、気づいてたの〜！言ってよー！

クロルハ・ファルテ

そうだぜ、、。鐘…

伯善鐘

ソナタらに我がヒントを与えて、何かメリットが生じるのか？

クロルハ・ファルテ

得れるだろ、

伯善鐘

何をだ？

クロルハ・ファルテ

…びっくりした、、反応？

伯善鐘

…我をバカにしてるのか？

クロルハ・ファルテ

いや、してない！してない！一切そんなつもりないぜ？

クロトサ・ファルテ

そうだよ！

クロトサ・ファルテ

兄さんが悪意があってそんな事言うはずない！

クロルハ・ファルテ

ｯ…

伯善鐘

あるんだな？

クロルハ・ファルテ

ないですよ？

灰梢

……

灰梢

メリットとかよりも、

灰梢

仲間を大切にしようと思わないの？

灰梢

鐘ちゃん。

ゲヘナ

そうだよ、

伯善鐘

我はソナタらを仲間だと思う事など一千光年たったとて思わん。

伯善鐘

我は、、。

伯善鐘

ソナタらに期待などしとらん。

灰梢

期待？

クロルハ・ファルテ

期待どうこうの話なのか？

クロトサ・ファルテ

…？

ゲヘナ

何言ってるのかちょっとよく分からないな。

伯善鐘

………

伯善鐘

取り敢えずだ。

伯善鐘

汝らの目的はあやつらを見つけ出す事だと見出した。

伯善鐘

ならば目的を果たす事が最優先事項となり得る。

伯善鐘

ソナタらは我と話す事を最優先事項としているのならば神の逆鱗に触れるだろう。

鐘はこの場を断つ。

歩く音は遠くに響いて行った。

ゲヘナ

……

クロルハ・ファルテ

あの人偶に何言ってるか分からないよな。

灰梢

ま、まあ、頑張って理解するのも醍醐味よ！

灰梢

灰ばあは、そう思うわァ〜！

犬養レト

……

犬養レト

どうしたの？

犬養レト

そんなに集まって。

犬養レト

少し会話聴こえるえて、ちょっと罪悪感が…

ゲヘナ

レト、

灰梢

ルラリナちゃん達が居なくなっちゃって。

灰梢

心配なのよ〜！

クロルハ・ファルテ

そうなんだよ、

犬養レト

なんだって〜！

犬養レト

のんびりした生活が崩れるかもって事！

犬養レト

そんなの嫌だよォ〜！

華夢

どうしたの？

クロルハ・ファルテ

華夢…！！！

犬養レト

ルラリナちゃん達が何処か行っちゃたんだ〜！

華夢

なんて事、

華夢

心配だね、

犬養レト

のんびりした生活最優先だよ！

ゲヘナ

(どんだけのんびりしたいんだ…)

灰梢

のんびりが最優先はちょっと違うかもだけど、

灰梢

心配なのは同意…

灰梢

灰ばあ…まだルラちゃんとまともに話せてないもの…

華夢

……そっか、

華夢

僕も心配だなぁ、

火口蝸

なんじゃ…？

火口蝸

ゲヘナの所に集団が出来るなど前代未聞じゃ！

ゲヘナ

………

火口蝸

ああ、すまんすまん。

火口蝸

悪意がない事は分かってくれ、

ゲヘナ

分からねぇよ。

クロルハ・ファルテ

と、兎に角、

クロルハ・ファルテ

探さなきゃだよな、

クロトサ・ファルテ

よく分からないけど、

クロトサ・ファルテ

リーナちゃん達が居ないってこと？

クロルハ・ファルテ

そうだぜ、クロ、よく分かったな、！

クロトサ・ファルテ

えへへ、

華夢

……

華夢

ぼくは此処に居ようかな、

犬養レト

え、手分けしてとか、じゃなくて？

華夢

だって、少しくらいは残ってた方がいいでしょ？

華夢

蝸とゲヘナの2人くらいで十分じゃない？

華夢

ルハとかは、クロが居るし、

華夢

レトもシバが居るでしょ？

クロルハ・ファルテ

それを言ったらゲヘナや蝸にも、

華夢

灰ばあは確かに自由自在には動けないけど大人だし、多少の事は自分で解決できる。

華夢

それにいざとなったら僕が駆け付けるから。

火口蝸

ならショーコは？

華夢

ショーコちゃんは、シバと仲が良いでしょ？

華夢

レトが居るから安心じゃないかな？

クロルハ・ファルテ

………ｯ

クロトサ・ファルテ

兄さん？

クロトサ・ファルテ

ぼく、兄さんと一緒に居たい、、

犬養レト

そ、そっか、

犬養レト

なんか説得力ある。

ゲヘナ

確かに、

灰梢

大丈夫よ、ゲヘナくん

灰梢

いつも私の為に色々してくれてるし、

灰梢

少しくらい独りの時間が欲しいでしょ？

ゲヘナ

……

ゲヘナ

1人って言っても、

ゲヘナ

人探しだけどな。

火口蝸

な、なら探しに行くか、

火口蝸

レト、ショーコを頼んだぞぉ(´；ω；｀)

犬養レト

ま、任せて！

犬養レト

俺が責任を持って守ります！

クロルハ・ファルテ

カッコイィ〜！

灰梢

頼もしいねぇ〜！レトくん！

ゲヘナ

……

ゲヘナ

じゃあ言ってくる。

︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎

ダリア・マーガレット

あれ？2人とも何処行くの？

ゲヘナ

あ、ダリア…

火口蝸

リーナ達を探す旅じゃ！

ダリア・マーガレット

旅？

ゲヘナ

まあ人探しだ、

ダリア・マーガレット

そお、

ゲヘナ

………ロートス様も居ないしな。

ゲヘナ

ずっと待ってたけど、

ダリア・マーガレット

あ、！確かに！

火口蝸

確かになぁ！

火口蝸

盲点じゃった！流石だな！

ゲヘナ

流石ではないけどさ、

ゲヘナ

ま、此処で唯一みんなを見てられるのはダリアだけになったってことだよ。

ダリア・マーガレット

それはそれで嫌だなぁ、

火口蝸

大丈夫じゃ！

火口蝸

みんな信用しとると思うぞ！

ダリア・マーガレット

…そうだよね、

ダリア・マーガレット

ダリア頑張っちゃいます！

ゲヘナ

ﾌﾌ…

──────────

火口蝸

………

ゲヘナ

………｡

火口蝸

(気まずいなぁ、)

火口蝸

(我、ゲヘナと余り話した事もないしなぁ)

火口蝸

(ぅぅ、泣きそうじゃ、)

ゲヘナ

俺、こっちを探すよ。

火口蝸

…そ、そうか、

ゲヘナ

……

足音が遠ざかっていく。

火口蝸

ま、待ってくれ！！

ゲヘナ

ん？

ゲヘナ

何だよ、裏返った声出して、

ゲヘナ

怖いのか？

火口蝸

違う、

火口蝸

思ったんじゃ、

火口蝸

お主の行動など見て、

ゲヘナ

何だよ、

火口蝸

ロートスの事じゃ、

火口蝸

様呼びとか、『主』とか…

火口蝸

いつもキツイのに、

ゲヘナ

キツイって…

火口蝸

何か、思っとるのか？

ゲヘナ

………思う？

ゲヘナ

愛って事か？

火口蝸

愛とは限らん、

火口蝸

友情、尊敬、或いは、嫉妬…

火口蝸

かもしれぬ。

ゲヘナ

…………

ゲヘナ

俺には感情がいまいち分からない。

ゲヘナ

教えて貰う機会すら与えて貰えなかった。

ゲヘナ

知ってるのは憎悪だけ。

火口蝸

………

ゲヘナ

でも、、。

ゲヘナ

『主』に初めて会った時の、あの、

ゲヘナ

辛いくらい優しい目…

ゲヘナ

あれは、。みんな同じ感情なのか？

火口蝸

………目は分からん。

火口蝸

我が目を人と合わせた…

火口蝸

石化するからだー！！！

ゲヘナ

そ、そうか

火口蝸

だが声は分かったぞ！

火口蝸

辛いくらい優しい匂い………目を隠した代わりに鼻が良いからな✨

ゲヘナ

そうか、

ゲヘナ

………凄いよな。

ゲヘナ

自分の優先度が最低の場所なんて。

ゲヘナ

俺は、考えられないね、

ゲヘナ

じゃ、俺はこっちに行く。

火口蝸

……そうか。

火口蝸

じゃあまた見つけたら此処で会おうな！！！

ゲヘナ

おう、

──────────

ゲヘナ

辛いくらい優しいか、

ゲヘナ

皆そうなのかな？

ゲヘナ

それとも、絶望があの人の普通を引き立たせてるのか？

ゲヘナ

優しいに、変換される。

ゲヘナ

………

ゲヘナ

もしも、

ゲヘナ

俺が、、。

ゲヘナ

あの人を愛してるとして、

ゲヘナ

その愛を受け取ってくれるのか、

ゲヘナ

………

ﾍﾟﾗｯ

ゲヘナ

『都市で見つけたこの紙』

ゲヘナ

……

火口蝸

おーい！！！！

火口蝸

居らんか！！！

火口蝸

リーナ！！！！

火口蝸

ルーラ！！！！

火口蝸

来いやぁぁぁ！！！！

火口蝸

はぁはぁ、

火口蝸

ヘトヘトじゃ、

火口蝸

( > <。)

火口蝸

1人なんて鬼畜すぎる

火口蝸

何故あやつ、、

火口蝸

1人でバラバラになったんじゃ、

火口蝸

秘密でも隠してるに違いない、

火口蝸

いつか暴いてやる…

？？？

ハアハア……

？？？

に…なさん？

火口蝸

ん？なんじゃ？

火口蝸

ひ、人か、

火口蝸

…？

リーナ・フォスリア

はぁはぁ、

ルーラ・フォスリア

……

火口蝸

フォスリア姉妹！！

火口蝸

何処行っとったんじゃ？

リーナ・フォスリア

え、えっと、喧嘩になっ…て、

リーナ・フォスリア

それで、、ﾊｧ…

リーナ・フォスリア

ルーラが、深い傷を負って、

火口蝸

ｱ､ｱﾜﾜ

火口蝸

わ、我に治癒魔法はない、

火口蝸

どうするものか、

ルーラ・フォスリア

だ、大丈夫…

ルーラ・フォスリア

きっと…館までは、歩ける、から

リーナ・フォスリア

大丈夫…！！！

リーナ・フォスリア

ルーラ……

ルーラ・フォスリア

大丈夫…

ルーラ・フォスリア

それよりも、頑張る方が優先だし、

火口蝸

ぅぅ、主人公じゃな、

火口蝸

肩を貸してやるぞ！

ルーラ・フォスリア

あ、ありがとう。

？？？

ぅぅ…

？？？

ぅぅ、

��

貴様に。

��

我の祝福を与えよう。

��

貴様は、。

��

死ぬべきではない存在なのだ。

？？？

だ、れ？

？？？

ぼくを、たすけるの？

��

助け？

��

そんな善意をあげると思うか、

��

ただ1度だけチャンスをやる。

��

貴様の運命のな。

？？？

それは、善意なんじゃ？

��

うるさい！！

��

大人しく受け取っておれ！

？？？

……｡

火口蝸

ｳﾞｯ

リーナ・フォスリア

ど、どうしたの？

ルーラ・フォスリア

……だ、大丈夫？

火口蝸

いや、少し、頭に頭痛が、

リーナ・フォスリア

頭痛が、だけで良いんじゃ？

ルーラ・フォスリア

細かいこと気にしてる場合じゃないでしょ、

リーナ・フォスリア

そうだね。

リーナ・フォスリア

少し休みます？

火口蝸

そうじゃな。

火口蝸

休みたい…

ルーラ・フォスリア

……ルラも休みたいし、大丈夫…

リーナ・フォスリア

じゃあ休もうか！

ルスター・スズラ

………｡

ルスター・ベリス

どうしたの？スズラ…

ルスター・ベリス

だ、大丈夫？

ルスター・スズラ

………何か、わたし、忘れてるのかな？

ルスター・ベリス

忘れてる？

ルスター・スズラ

思い出さなきゃって、、。

ルスター・スズラ

思い出したいのに、

ルスター・スズラ

ダメなの。

ルスター・スズラ

思い出し、

ルスター・スズラ

思い出して、

ルスター・スズラ

思い出さなきゃって、

ルスター・スズラ

記憶が邪魔して、

ルスター・ベリス

………

ルスター・ベリス

いいよ、思い出さなくて、

ルスター・ベリス

そしたらまたスズラが、、

ルスター・スズラ

『また』？

ルスター・ベリス

………｡

ルスター・ベリス

いつまでも続く道を歩きたくないでしょ？

ルスター・ベリス

壊れてる人の隣歩きたくないでしょ？

ルスター・ベリス

なら。

『『思い出さなくて良いよ。』』

アリア

ぼく主人公なのに、

火口蝸

ま、まあ、少しあるじゃろ？

火口蝸

違う人目線、

クロトサ・ファルテ

そうだよ！

クロトサ・ファルテ

偶然！偶然！

アリア

………

アリア

やっぱり魔法が地味なのかなぁ、

アリア

ぅぅ、変えたい、

アリア

買い替えたい、

クロトサ・ファルテ

じゃ、じゃあ今回の小ネタだよ！

火口蝸

わ、我はクトゥルフ神話じゃ！

火口蝸

火山の神はガタノソア！

火口蝸

くとぅるふしんわ？

火口蝸

そんな神話あったっけなぁ？

クロトサ・ファルテ

どうなんだろ？

クロトサ・ファルテ

図書館漁ったらある…かも

火口蝸

ふむ、そうじゃな、

火口蝸

今度漁りに漁るぞ、

アリア

そ、そもそも神話って何？

クロトサ・ファルテ

…神様の話？

クロトサ・ファルテ

に、兄さんにまた今度聞いてみよ、

︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎

火口蝸

次回は何が起きるのか、

アリア

次はぼくが主人公になるんだ…

クロトサ・ファルテ

……

クロトサ・ファルテ

兄さんのために、、。

アリア

そういえばみんなコメントしてくれてるのかな？

火口蝸

物語の感想が欲しいものじゃな！