TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

リオン

………

ランニング中、ララさんに聞いた事を思い出す

ララ

白シャツ?

リオン

うん…

リオン

背の高い…

ララ

ああ、キース様か

リオン

知ってるの…?

ララ

知ってるも何もキース様は

ララ

騎士科3年のkingだよ

リオン

King…?

ララ

この学園の騎士科は本当に優秀な人しか生き残れないの

ララ

全KingかQueenに勝った人は

ララ

他の生徒とは違う制服を身につけるんだよ

リオン

え…

リオン

どうして…

ララ

私達が着てる黒いシャツは目立たない色でしょう?

ララ

汚れとか、血とか

リオン

うん…

ララ

でも白シャツは目立つ

ララ

King or Queenはそんな汚れがつかないぐらい強いし高貴である

ララ

って意味で白シャツなんだよ

ララ

…でも急にキース様の話を…?

リオン

……次の…トーナメントの

リオン

対戦相手…だから…

ララ

……!!そ…そうなの?!

リオン

うん…

ララ

………

リオン

(いやでも…いつも通りやればきっと…)

マリア

ねぇ、リオンったら!!

リオン

ひょえ?!

考え事をしていたらマリアさんが後ろから走って来ていた

マリア

止まりなさい!!!

リオン

は…はい!!

キュッと止まると背中にマリアがぶつかった

マリア

っ……たぁ…

リオン

ま…マリアさん…!!

振り返ってマリアさんの額を撫でる

リオン

だ…大丈夫…?

マリア

こんの…

マリア

足は早いし全然止まらないし…

マリア

体力バカ!!!

リオン

ひぇえ?!

リオン

す…すみません…?!

マリア

はぁ…

マリア

はぁ…もう…

リオン

ど…どうしたんですか…?

マリア

王宮に戻る前に顔見とこうと思ったのよ

リオン

!そ…そうですか…

マリア

何?嬉しくない?

リオン

…とても嬉しいですよ

リオン

もちろん

リオン

(そっか…明日から居ないんだ…)

リオン

………

気づけばマリアさんをぎゅっと抱きしめめていた

マリア

!?

マリア

な…なによ…?

リオン

いや…あの…

リオン

…さ…寂しい…な…って…

リオン

…思って…

リオン

……すみません…

マリア

………

少し離すとふわっと頭を撫でられた

マリア

バカね

マリア

一生の別れじゃないんだから

リオン

!……はい…っ…

リオン

(マリアさんの為にも…絶対勝たないと…)

翌日

マリアさんを見送った後、普通の授業に出席していた

ララ

リオン

リオン

…ん?

ララ

その…

ララ

King…なんだけど…

リオン

…どうしたの?

ララ

……凄く強い…から…

ララ

ケガしないように…

リオン

………

トーナメントは普通の剣術テストとか違ってステージを出たら怪我が治る訳では無い

リオン

それは無理だよ

ララ

っ…

リオン

怪我は…つきもの…だから…

リオン

そ…それは覚悟…してる…

ララ

……死ぬのは…やめてね

リオン

……うん

リオン

…わか…った…

マリア

どうゆう事?!!!

マリア

勝手に決闘を…

マリア

私が決めたの!!

マリア

私が決めた婚約者なの!

マリア

勝手な事しないでよ!!

マリア

お兄様!!

キース

ははは

キース

そう怒るな

キース・レッドウェルガ 騎士科3年生 King 第一皇子 現レッドウェルガ学園最強の騎士

キース

俺より弱い婚約者なんて

キース

認めないからな

マリア

〜〜…クソ兄貴が…

キース

おっと、お口が悪いぞ☆

マリア

…チッ…

マリア

(リオン……っ…)

トーナメント当日

「リオン・アルファ 準備はいいですか?」

リオン

はい

「キース・レッドウェルガ 準備はいいですか?」

キース

はい

リオン

(…え?…レッド…ウェルガ…?)

「トーナメント 第一試合 この試合では怪我も死も全て合法 魔法、技術、全てを駆使して戦う事」

「試合時間は1時間まで」

「それでは、 試合 開始 します」

リオン

お願いします

剣を抜いて魔力を剣に移す

キース

ああ、よろしく

キース

………勝てたらいいね

ララ

っ…リオン…

宙に浮いているモニターを見つめながら、私はただ祈る事しか出来なかった

従順な番犬のリードを握るのは皇女様

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

15

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚