運命な俺ら

ご本人様には関係ありません 青水 地雷の方はお引き取りください

は？馬鹿やって……？

涙目だったの引っ込んだわ

何言うてんねんこいつ

ぐわっと噛み付くようにして言うと、 『きゃーこわぁい』なんて可愛らしく笑う

そのままほとけが笑い終わると、俺の方に向き直ってこう言った

緩く優しく囁いて

軽いキスも添えて

嗚呼、好きだ

番 俺のほとけがこんなにも愛おしい

もうこいつのことを手放すなんて出来ない

口ではそんなことを聞いておきながら、手はしっかりとほとけの細い手首を掴んでいる

ここからほとけが逃げることなんて力の差で出来ないことを分かっていながら、ほとけの口から聞きたい

いふくんじゃないとダメだよって

ずっと愛してるって

いふくんが僕の運命だよって

自分だって泣きそうなのに俺に笑いかけるほとけ

ぎゅうっと抱きしめる

2度離さないように強く

後日

ほとけに詳しいことを説明してやった

そう言うと、

と睨まれながら本気のデコピンを食らったのは言うまでもないだろう

その後に続いた、

という、可愛すぎる言葉のおかげでおでこの痛みは一瞬で吹き飛んだし、

なんならあそこが元気になった

少し後ずさるほとけの腰をぐっと引き寄せる

問い詰めると、俺が余程力の入った顔をしていたのかびびったように肩が揺れた

俺の言葉に反応して背伸びしてくるのも可愛い

ずっとほとけのそばでこんな会話をしていたい

これから先もずっと

ほとけのこと

一途に愛してる