唯好
なんで、
どうして…
もう一度だけ…
キミを…)
目の前にいるのは 彼女だ。 だけど、 何か… 違う。 どうして… どうしてキミは 起きないんだ。
: : : : : : : : 1年前。
由理
いつもなら、連絡しても
直ぐに返ってこないのに。
唯好
仕事抜けてきた。
由理
唯好
何度も言わすなよ。
由理
ありがとうね。唯好っ
唯好
どこ行く?
由理
唯好
由理
唯好
わかったよ。
お姫様。仰せのままに
由理
行こっ!!
(ギュッと相手の手を握り)
唯好
子どもみたいな 彼女が 可愛くて 仕方がなかった。 彼女といると 楽しかった。 嫌なことも忘れられる しんどかったことも 辛いことも 嵐のように 忘れられる。 そんな彼女が オレは 大好きだ。






