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教室の真ん中の黒板にデカデカと「卒業おめでとう!」と書かれている。 3月23日 今日は忘れもしないわたしの最後の中学生の日だ。
松井
未来
女子生徒a
男子生徒b
みんなはもらい泣きしながら頷いたりしている。しかし,わたしにはなにも悲しいとかそんな感情は湧かなかった。
むしろ,会わなくてせいぜいする。
未来
心底軽蔑した。
未来
そうこうしているうちに卒業式は終わった。
セナ
梓
今日夏
未来
セナ
今日夏
未来
今日夏
梓
今日夏
梓
未来
よくないです
セナ
今日夏
未来
梓
今日夏
未来
未来
梓
セナ
未来
校庭にて
校庭には卒業生とその家族がたくさん溢れ出ていた。 その中にはb組の一軍女子,蜂屋麗とその取り巻きたちがキンキン声で話しながら写真を撮っている
麗
麗
未来
華
華
未来
麗
華
麗
南
未来
麗
麗
未来
未来
南
華
麗
麗
未来
麗
華
南
未来
未来
麗
麗
華
学校近くの展望台にて
未来
未来
未来
未来
見下ろすと桜が満開で私が通っていた小学校,中学校を含む建物がずらりと並んでいた。
一見すると綺麗だが,わたしの目の中では,灰色のように見えていた。
未来
わたしは,ふとこれまでのことを思い出していた
問題児や自分のことしか考えないクラスメイト,逆らうものには容赦しない絶対王政みたいなスクールカースト。そして学校の地位と名誉を守るために生徒を犠牲にする大人や教師たち
未来
未来
せめて何か叶うことができたら
未来
未来
不意に自分が馬鹿馬鹿しくなる。
ドンっっ!!
未来
次の瞬間,体が宙に浮いたかと思うといきなり,真っ逆さまに落ちていってしまう。
未来
ここの高さはだいたい5階くらいだ。仮に生きていたとしても大怪我を負ってしまう
未来
未来
こんなクソみたいな人生で終わるのは嫌だ。
だから神様,わたしに..。
未来
気がつくとわたしは気を失ってしまった