テラーノベル
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早くしないと
薬を打たないと
そうすればまた
裕太は俺のものになる
さっきはご飯に混ぜたけど
今度は注射器があるから
すぐに薬が効いて楽になれるよ
だから大丈夫
...大丈夫、だから..ね?
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注射器を持った手が震える
口元が引きつって笑ってる
きっとこれは武者震いのはずだ
でなきゃ、裕太を自分のものにしたくないみたいな
そういうことになってしまう
一度ゆっくり目を閉じて深呼吸し、
……そっと、針を裕太の白い肌に当てた
――カシャンッ
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いつの間にか持っていた注射器が床に転がっていた
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ギリギリ間に合った
少なくとも次の『催眠薬』が投与されることは防げた
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実際ボビーに投与されたのは試作段階の『催眠薬』
暴れる囚人を従えるために開発されていたのだが…
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体中アザだらけのボビーは見るに耐えられなかった
俺は羽織っていた上着を脱いで、ボビーに着せた
しかしその間もボビーは俺に反応しなかった
ただ黙って、虚ろな目で不思議そうに見つめてくる…
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するとボビーはそのまま矯正監の元へ…
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矯正監は自嘲するような笑みを浮かべた
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矯正監は愛おしそうにボビーを強く抱きしめた
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ボビーを見つめながら、手先で注射器をたぐり寄せた
……もちろん、黙って見過ごす訳にはいかない
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通るような声で、聞こえるように声をかけた
するとボビーが肩をビクッと震わせたのが見えた
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もう一度名前を呼ぶ
すると今度はキョロキョロとあたりを見渡し始めた
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コツ…コツ……とゆっくりボビーの元へ歩んだ
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ボビーと、ボビーを抱き抱える矯正監の前に来た
その間も俺はボビーから目を離さなかった
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そしてボビーの顔に両手をのばす
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ボビーは矯正監の腕を解き
そっと立ち上がって俺の前にやってきた
「ボビー、?」
意識の遠くの方から声が聞こえてきた
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「忘れちゃったの?」
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「ひどいなぁ…」
「でもしょうがないか…」
「ボロボロだし…ボビーは本当によく頑張ったよ」
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sr
「そうだよ!思い出せるよ!」
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sr
「…じゃあ、その人について覚えてることはある?」
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「結構誰でも当てはまるな笑」
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sr
sr
「ボビ〜?笑」
sr
「……俺もだよ」
sr
sr
sr
絶対に忘れてはいけない人
なのに俺は、全く思い出せなかった
悔しい。本当に後悔している
sr
「うん、そうだよ」
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コメント
5件
せんせーが記憶を取り戻すところから段々と涙が出てきちゃいました…🥲 このまま、ニキしろENDになるのか… だとしたら今後弐十ちゃんがどうなるのか…とても気になる👀
あ〜‼️せんせー‼️良かった〜‼️ 感動の再会だよ〜!!。・゚・(ノД`)・゚・。 …いかんいかん!!壁に戻らねば‼️| 壁 |-`ω-)✧