赤
さとみくん、あれからどう?

桃
落ち着いてきてはいるな。、さっき一緒にいたころんってやつが、よく助けてくれて落ち着いてる。

赤
そうなんだ。、俺もさ、黄色髪のるぅとくんと出会って、人生楽しいって思えたよ。

桃
やっぱり、出会いで人は変われるんだなって思うよ。

赤
うん。、るぅとくんに出会って自分を正直に出して話せる人に初めて出会って、俺の素を好きになってくれる子っていたんだって思ったよ。

桃
俺も。、少しでも生きててもいいなって思ったわ。ころんと出会って。

赤
。、ねぇ、

桃
どした、。?

赤
やっぱり。、20歳になったら死ぬなんてこと。、出来ないかもしれない、。

桃
じゃあ、自殺を考えさせられるような人生もうやめよう?

赤
え、?

桃
俺もさ、これころんに言われて、自殺を考えるなら、それを考える暇もない人生に、一緒に変えて行こうって言われたんだ。、

赤
いい子だね、。じゃあ、俺、27歳に自殺しよ。

桃
結局そうなるか。、

赤
でも。、少しでも幸せになれたなら、もう少し、考えてみようかな。、

桃
俺も。、

赤
幸せって心から思いたいよ。、!

桃
。、じゃあさ、俺ら同じ境遇にいたじゃんか。

赤
うん。、

桃
ころんも同じ境遇だったんだよね。

赤
るぅとくんも。同じだった。

桃
なら、4人で支え合って、4人で幸せになろうよ。

赤
え。、?

桃
4人で一緒に幸せになろうよ。、っ。

赤
いい。、と思うけど、どうするのそれ。、

桃
。、俺の親ちょい金持ちでさ、大人になったら土地もらえるって言ってたんだけど、今交渉してみる。

赤
分かった。それならローンもいらないもんね。

桃
おう。

4人で、か。
俺にとって、
この日が分岐点だったかもしれない。
この日から俺は幸せだった。
なんとも言えないほど幸せだった。
どんな日よりも幸せだった。
そして、それからと言うもの、
また、2人の人と出会った。