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冬が来ると想い出す出来事───────
心の底から笑えてる?
君が遺した呪いとあの冬。
私は今でも鮮明に覚えてる。貴方はどう?
読み切り作品
「呪いと冬のおくりもの」
⚠︎︎呪術廻戦夢小説 ⚠︎時系列おかしい
呪術高専東京校 1年副担任 ヤノ マシロ 矢埜 茉白
A new story begins
高専に入学して初めての冬、
一面の雪景色。
矢埜 茉白
冬になると
夏油 傑
色彩が失せる
矢埜 茉白
あたり1面の真っ白い雪
ガラスのように澄んだ氷柱
冷たく頬を撫でる冬風
夏油 傑
そんな事さえ幻想的に思えた
嘘笑いみたいに笑う君も含めてね
いや、きっと嘘笑いだったんだよね
君は心の底から笑えてる感じがしなかった
夏油 傑
優しい君の声が恋しくて堪らない
矢埜 茉白
夏油 傑
そう言って渡されたのは
矢埜 茉白
綺麗な雪の結晶のネックレスだった
矢埜 茉白
夏油 傑
「私からの呪いだからね」
当時は何を言っているか分からなかった
でも今なら解るよ
あの時止めてあげられなくてごめんね。
本当の君と何気ない会話はこれっきり無かったよね
入学して2度目の冬に君は居なかった
私に遺されたのはネックレスと冬の呪いだった
釘崎 野薔薇
釘崎 野薔薇
釘崎 野薔薇
夢……??
随分と懐かしい夢だったなぁ
伏黒 恵
やっぱりあの頃が恋しくて堪らない
矢埜 茉白
虎杖 悠仁
悠仁は何かを感じ取ったのかそう言葉を零した
矢埜 茉白
矢埜 茉白
冬が来ると想い出す________
今でも探してしまう
本当の貴方はもう居ないはずなのに
きっと私は
本当の君を好いていたんだ
だから私は
アイツ 羂索を許さない
冬が来ると色彩は失せる。
でもこの冬の呪いがある限り、
君との日々が色褪せることはきっと無い。
きっとまた逢えると信じて。
君が”呪いと冬のおくりもの”を遺したから____
これからも私は呪いを祓い続ける。
呪いと冬のおくりもの Fin______