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 ち ゅ ~ い !! ◽ 過激表現 🐜 ◽ えせ方言 ◽ 完全フィクション

薄暗い 院内で 紅い光が 静かに輝く

時刻は 既に 深夜のようだ

大都会の 静まり返った 院内

ランプの 向かいで 一人 灯りが消えるのを 待つ

ただ灯り続ける それに

焦らされているような 、 弄ばれているような 気 さえする

 

ここに来て 何時間 経ったのだろう

もう 時間感覚は 残っていない

神経も くたびれて

正直 今すぐにでも 休みたい

だけど 、 そうはいかない

休んでる場合じゃない 。

… 矛盾してるけど 、 今は 目を閉じたって 休まる気がしない

横になっても 疲れがとれる気がしなかった

俺の耳に 鈍く 、 重い 音が 轟いた のは

紅い光が消えたときだった

扉の奥から 白衣を纏った方が 大勢 出てきた

俺は一人一人に

「 お疲れ様です 」

「 有難う御座いました 」

… 等と お礼の言葉を 差し出した

忙しいのか 、 そんなこと気にせず 頷くと 小走りで 何処かへ 行ってしまう

その 素っ気ない 態度に 、 待ちきれなかった結果を 悟る

 無意識に身体が強張る 

そんな中 、 一人が 俺の名前を呼んだ

 . 

 … 猫宮さん 、 

 青 . 

 …‥ はい 、 

俺の脈が

鼓動が

今日は一段と よく聞こえた

 桃 . 

 りう ッ 、 ら … ? 

 赤 . 

 …… … 

 桃 . 

 いむ も ッ 、 

 水 . 

 …‥ …… 

目の前に 横たわる 彼らの姿が映る

予想もしていなかった 展開に 俺の脳は すぐに 対応 できなかった

 桃 . 

 なに ッ 、 何が あったの … ッ 

ただ ひたすらに

声になっているのか わからないような 掠れた音をだす

 何故 彼らは 倒れているのだろうか 

何があったのだろうか

そんな疑問を 押し殺すように 紅い液体が 瞳に映り 、 俺を焦らさせる

 桃 . 

 っ … 、 いむ っ 、!! 

 桃 . 

 いむ っ 、 起きろ 、!! 

 桃 . 

 ねぇ っ … !! 

近くに駆け寄り 呼び掛けるが 返事がない

 桃 . 

 いむ 、 !! 

何も応えてくれない いむに 怒りが 湧いてくる

 桃 . 

 誰にやられたの っ … ? 

ふいに 、 顔をあげた

口にして まさかと 思った

嫌々 りうらの手を覗いた

 桃 . 

 ッ … ‥… 

 桃 . 

 …‥ なんなの 、 ッ 

りうらの手には ナイフがあった

血塗れのナイフが

 桃 . 

 …‥ … 

再び 、 いむを見る

うつ伏せていて 顔は見えないけど 苦しんでいる顔が 目に浮かぶ

 桃 . 

 … …‥ 絶対 、 助ける から 

ピー ポー ピー ポー [ 🚑

救急車が近くに いるようだ

サイレン音が 響く 部屋で 俺は タオルを握った

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