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凛🐦💚
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コメント
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うわあ……読み終わって、しばらく動けませんでした。 「友達は作らない。別れが寂しくなるから」——この一文が胸に刺さって。最後の一年、誰にも気づかれずに消えるつもりでいる主人公の覚悟と寂しさが切なすぎます。桜並木を歩く場面、涙が出そうになりました。 普通の生活にこんなに飢えている人がいるんだなって思うと、何気ない日常が愛おしく感じられます。続き、どうなるんでしょう……気になります。
きつい治療に耐えたのに
あっけなく死ぬんだ
et
「死ぬ」というのがリアルになり
体が徐々に冷たくなるのを感じる
怖い
怖くて仕方がない
だけど、体のどこかで 納得している自分がいた
医者
医者
ずっと暗い顔をしていた先生は
深く頭を下げて病室を出ていった
私はすぐに現実を受け入れられなく
その日のうちに話をするのは無理だった
交通事故で父を亡くしたのは 私が10歳の時だった
父が亡くなってすぐに母は 昼も夜も仕事を入れ働いてくれた
自分の生活よりも私を優先して ここまで育ててくれた
そんな母が私は大好きだった
いつも大変だったはずなのに 私の前では明るい笑顔を絶やさなかった
そんな母が私の前で泣いている
ごめんなさい
悲しい思いにさせてごめんなさい
でも私、頑張ったの
辛い治療にも耐えたの
それでも神様は助けてくれなかった
疲れちゃった
楽になりたい
最後くらい、皆みたいに普通の生活をしたい
そう思ったら答えはすぐに出てきた
数日が経った時
私は母を病室に呼んだ
母はとても怖い顔をしていた
私のせいでそんな顔にさせてごめん
もう、終わらせるから
et
etの母
etの母
et
et
et
言うのは怖いけど意を決して口を開いた
et
母はとても驚いた様子だった
etの母
et
et
et
et
etの母
et
et
etの母
etの母
隣町までは電車で1時間はかかる
行くなら引っ越しをしなくちゃいけない
わがままを言ってることはわかってる
et
etの母
et
et
病気のことはみんなには話していない
だからこそ、一年も休んでいる私が このまま学校に行けば
絶対噂をされるに決まってる
et
et
et
et
etの母
et
et
et
病室のベッドの上で布団に 頭が付くくらい深く頭を下げる
この時私は一つだけ 言わなかったことがある
それは転校先の学校ではなるべく 一人でいるようにすること
友達は作らない
だって友達を作ったら別れが寂しくなる
もう、人には迷惑はかけたくない
だから私は一人でいることを決めた
それからすぐに先生と話した
先生は抗がん剤治療をやめて 体調が安定したらと言ってくれた
治療をやめると吐き気はなくなり
表面上は元気になった
そのことを報告すると 先生は顔をしかめたけど
学校に行くことを認めてくれた
万が一の時のため薬を何種類も たくさん処方してもらい
先生と母を含めて話し合い 行く学校を決めた
万が一友達と会ってしまった時のために
抗がん剤治療で抜けた髪の上から
前と同じようなセミロングのオレンジ色の ウィッグを被った
そして母の計らいで 学校を歩いてすぐのところにある
アパートに暮らすことになった
そして4月
学校前の桜並木を歩きながら
感情を心のなかに閉じ込めて鍵をかけた
友達なんて作らない
ごく普通の生活をして周りに 気づかれることなく姿を消そう
そう決めて私は、学校の門を潜った
私に残された時間は後......
残り約一年