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剣持とは友達になりたくない
剣持とは絶対に友達になりたくない
あたしが友達になっていい存在じゃない
彼はあたし達よりも上の世界の人間だ
見上げるくらいが丁度いい
永遠にあたし達の上に立っていてほしい
あなたのおかげで強くなれた
夢を叶えたあなたがみたい
希望に満ちているあなたが好き
あなたはあなたのままで
頂点に立ってほしい
実を言うと、お前のことが好きなのと同時に、
同じくらい、羨ましかった
頭もいい、運動もできる、声がいい、優しい、
あたしにないもの、欲しいものをたくさん持っている
だから、羨ましかった。
狡いと思った
でも、だからこそ、お前より下になりたかった。
お前みたいになりたいんだよ。
だから、あたしの理想の自分は剣持刀也なんだ。
頑張って少しずつ、お前みたいな完璧人間になるよ。
今までで一度だけ推しに
とてつもない希望を抱いてしまった。
辛いとき救ってくれるって言ったから
勝手に期待して
でも…あたしの事は視界に入ってなくて
勝手に失望して
勝手に冷めて
だから
期待はしすぎないようにしていたけれど
なぁ…剣持…
少しだけ…お前に期待してもいいか?
お前は永遠に、
あたしの“憧れ”であってく