会議があった日の夜
みんな黙ってスマホをいじったりしていた
そんななか流れたテレビの番組
夜間ドライブ
それを聞いたないくんが急に 俺らも行かない?なんて言い出した
皆しばらく出掛けてないから行きたいね、なんて賛成していふくんの車で行くことになった
この選択が後々後悔することになるなんて知らなかった
午後5時
6人乗りの車で名古屋に行くことになった
真っ暗な山道を通っていた
いふ
りうら
いふ
悠佑
いふ
悠佑
ほとけ
ないこ
初兎
りうら
いふ
ないこ
よく分からない夜道で道に迷ってしまった為 止まった 車 から 降り 建物 に 近づいた
りうら
ないこ
建物の後ろに消えていった人影
すいません、と声をかけても反応はなかった
りうら
扉に近づき中を覗いた
ないこ
視界に飛び込んできた首や腕の角度がおかしい人のようなもの
目はこちらをじっと見ているようだった
りうら
ぐっと足首を掴まれたような感覚があった
ないこ
座り込んだ俺の手を引いて後ろに振り返った
そのまま車に向かって走った
悠佑
ないこ
いふ
りうら
いふ
がちゃがちゃ、と乱暴にエンジンをかけバックでそのまま下がっていく
なんとか広めの道にたどり着いて一息ついていた
初兎
ほとけ
ドライブを切り上げ家に戻ろう、となった
しばらく進んだ後誰かのひゅ、と息を飲む音が聞こえた
悠佑
青ざめた顔のあにきが絶対に、と念押しをした
いふ
運転席にいたせいかバックミラーを見てしまったいふくんが身体を震わせた
ないくんも見てしまったのだろう、顔を青くしている
ふ、と振り返ってしまった
りうら
初兎
りうら
俺が初兎ちゃんを、あにきがほとけっちの目を隠すようにしていた
一刻も早く帰りたくて復活したナビで必死に家の場所を入力する
家に着きすぐに車から降り部屋に入った
ほとけ
りうら
いふ
ズボンを上にあげる
それは出しているだけで目立つ真っ赤な痣が出来ていた
いふ
りうら
いふ
りうら
悠佑
りうら
足首の赤くなっている場所に貰った保冷剤をあて怖さを紛らわすように別の話をした
後日車に着いた赤黒い血のようなものを外側から拭き取ろうとしたが、取れず、ためにし中から拭いたら取れたんだとか。
もうあの時には車の中にいて、もしかしたら...
???
コメント
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え?え?まじ?え?神?(?)