黒名
お願いだ、潔。
会って話したい
会って話したい
潔
ごめんね、黒名
黒名
なんでお前が謝るんだよ
潔
ごめんね。またね。
黒名
いさg…
プツンッ
黒名
切られた
氷織
まじか
凪
どこにいるんだろうね
蜂楽
心配だな…。どこいっちゃったんだろう
凛
クソッ
黒名
もう…。
氷織
?黒名くん…?
黒名
俺っ。
もう誰も悲しんで欲しくないっグスッ
もう誰も悲しんで欲しくないっグスッ
凪
黒…名…
黒名
俺は、ヒーローになりたい
誰かを守れるような存在になりたい。
誰かを守れるような存在になりたい。
黒名
けど、思って行動するうちに
潔もどんどん酷くなっててさ
潔もどんどん酷くなっててさ
黒名
氷織もずっとしんどそうなの
俺分かってた。
俺分かってた。
黒名
けど、何も出来なくてっグスッ
氷織
黒名くん…
黒名
俺の周りの子たちが
いなくなっちゃう気がして怖かった
いなくなっちゃう気がして怖かった
黒名
何も出来なくて、ごめん
凪
黒名、黒名は守れてるよ
凪
だって、黒名はさ
あの時に自殺しようとしてた
潔のところに言ってなかったら
潔は死んでたかもしれないよ
あの時に自殺しようとしてた
潔のところに言ってなかったら
潔は死んでたかもしれないよ
凪
だからといって自分の体を
犠牲にするのは良くないけど、
でも俺は潔のこと守れてるなって
思うよ
犠牲にするのは良くないけど、
でも俺は潔のこと守れてるなって
思うよ
凪
でもさ、全部気づけてたらそれは
それですごいと思う。
それですごいと思う。
凪
俺、全然気付かないから。
黒名はよく周りを見て
行動してくれてるんだなって
のが俺には伝わる
黒名はよく周りを見て
行動してくれてるんだなって
のが俺には伝わる
氷織
それも僕も思った。
氷織
黒名くんはすごいんよ
氷織
黒名くんはええ子や。
僕のことはええ。今、烏が
一緒にいてくれてる
僕のことはええ。今、烏が
一緒にいてくれてる
氷織
僕らは潔くんを助けてあげよ
黒名
うんっ…グスッ
氷織
ごめんな、黒名くん。
心配させて。
心配させて。
黒名
うう…泣
蜂楽
黒名…。
カイザー
世一
潔
なに
カイザー
腹は減ってないのか
潔
うん。
カイザー
全然食べてないじゃないか
前見た時より痩せてるし
前見た時より痩せてるし
潔
ごめん、食べると吐いちゃうんだ
カイザー
そうか、じゃあ無理に
食べない方がいいな
食べない方がいいな
カイザー
食べたい時いつでも言えよ
潔
うん
潔
カイザー、大学は?
カイザー
今は休んでる
潔
ごめんな
カイザー
お前のせいじゃないから
安心しろ。
俺も少し休みが欲しかったからな
安心しろ。
俺も少し休みが欲しかったからな
潔
そうか。
カイザー
あんまり、気にすんな
潔
うん、ありがとう
潔
なんか、大学生と高校生が
一緒にいるって変な感じだなクスッ
一緒にいるって変な感じだなクスッ
カイザー
(笑った…??)
カイザー
ああ、そうだな。
カイザー
(嫁にしたい)