一覧ページ

君との思い出

第1話 - 君との思い出

2020年03月25日

#幼なじみ

#恋愛

エビ

2019年6月18日

茜

「はい、どうぞ。誕生日おめでとう。響希。」

響希

そう言われ私は幼稚園から幼なじみの茜から誕生日プレゼントとしてクマのぬいぐるみを貰った。

響希

「あっ、これ私が欲しかったクマのぬいぐるみ。よく分かったね。」

茜

「響希は欲しいものがあるとすぐ目光らせるからねwすぐ分かったよw」

響希

私赤崎響希（あかざきひびき）さっきのが神田茜（かんだあかね）。私響希は今日誕生日であり、13歳になった、ごく普通の中学生である。

響希

そして今、親友であり私の幼なじみでもある茜と楽しく喋りながらいつも通り下校しているのだ。

響希

いつもならこのまま家に帰るのだが今日は違った...。

茜

「響希危ないっ」

響希

「えっ、何ｶﾞ

ﾊﾞｰｰﾝｷﾞｨｰー

響希

私は今日交通事故にあってしまったのだ。

響希

血がどんどん流れていく。傷口がとても熱く痛い。

茜

「ひーーーーーーりーー。」

響希

茜が何か言っている。何も聞こえない。私死ぬのかな.................

？

「こーーーひーーーー。」

響希

何か聞こえる。茜?

響希

ここはどこ。何があったの。そう思い私は起き上がる。

？

「あっーせーーいかんーーさーがめーさーーまーた。」

響希

違う茜じゃない。誰。

？

「今、おーーーさんーぶーらね。あんーんーーね。」

響希

所々よく聞き取れない。

響希

でもあの人看護服着てたな。あっ、ここ病院。

ガラッ

響希

扉が開いた。そこには家族と茜がいた。

茜

「響希大丈夫。」

響希

茜は泣きながらそう私に言った。

お父さん

「痛いところはないか???お父さんのこと分かるか？」

響希

お父さんは慌てながら私に近づいてきた。

響希

「うん、大丈夫。でも頭が痛い。」

お父さん

「分かった、すぐ医者を呼んでくる。」

響希

そう言いお父さんは部屋から出ていった。

ガラッ

響希

お父さんと白衣を着たお医者さんがドアから入って来た。

医者

「お父さんから話を全てお伺いしました。響希さんは記憶喪失ですね。」

医者

「事故の衝撃で1年の記憶を失っています。」

お母さん

「そんな...」

お父さん

「嘘だろ.....」

響希

私は凄く混乱した。私が記憶喪失?漫画やアニメでしか見たことないし。

響希

何より自分がこんな事に巻き込まれるなんて.....

茜

「じゃあ、颯太の事は忘れちゃったのか...」

お母さん

「そうね残念だわ.....」

響希

「颯太？誰、茜?」

茜

「響希の彼氏だよ。1ヶ月前から付き合ってた人。」

響希

「そうなんだ」

ガラッ

？

「響希っ、大丈夫か。交通事故に会ったって聞いけど。」

響希

知らない人が病室に入って来た。誰か分からない。でも私の名前知ってた...

茜

「響希、こいつが颯太だよ。」

颯太

「？別に自己紹介いらないだろ。何でしたんだよ茜。」

茜

「響希が記憶喪失にあってお前のこと分からないからに決まってるだろ。」

颯太

「は？まじで?響希が記憶喪失?俺の事忘れる？」

颯太

「響希っ。俺の事分かるよな？」

響希

私はオドオドしながら

響希

「ごめんなさい。分かりません。でも少し茜から聞きました。」

颯太

「ﾏｼﾞｶﾖ.....。俺たちこれからどうすればいいんだよ.....。」

茜

「まぁ、もう1回頑張るしかないね。どんまい。」

颯太

「そうだよな...。よしっ。響希、俺と付き合ってください。」

響希

「えっえっと.....。まだ颯太さんの事よく知らないしごめんなさい。でも絶対、いつかOKしますので。これからよろしくお願いします。」

颯太

「だよな...。でもこれからもよろしくな、響希。」

颯太

「あっ、響希学校どうするんだ?」

医者

「怪我も酷くないので明後日から学校には行けますよ。」

お父さん

「どうするか、響希。」

響希

「大丈夫だし学校の授業遅れたくないし行くよ。」

お父さん

「分かった。この事はお父さんから学校に伝えておく。」

茜

「私も学校の皆に言っておくね。」

響希

「響希ありがとう。」

颯太

「あっそうだ、響希。はい、これ」

響希

「？、何これ.....。」

響希

私は颯太さんからネックレスを貰った。

颯太

「響希今日誕生日だろ。せっかく選んだのに記憶喪失なんて...」

響希

「あっ、あぁりがとう。大事にするね。」

颯太

「おう！大事にしろよw」

2019年6月20日

響希

「ふぅ、今日から学校か」

響希

「学校の準備しなくちゃ。」

20分後

ピンポーン

響希

「あっ、茜だ。行かなくちゃ。」

響希

「あっ、茜おはよう。」

茜

「おっはー、響希。体の調子はどう?大丈夫？」

響希

「うん。大丈夫だよ。」

茜

「そっか。じゃあ早く学校行こっか。クラスの皆響希の事待ってるよ。」

響希

「うん。」

ガラッ

彩花

「響希ー。大丈夫ー(´TωT｀)」

響希

私と茜が教室に入った瞬間彩花が泣きながら近づいてきた。

彩花

「大丈夫?痛いところない？心配したんだからねー(´TωT｀)」

茜

「あんたは響希の母親かってww」

響希

茜が笑いながら言うと彩花は

彩花

「いや、だって、響希が交通事故だよ?心配しなくて何をしろとww」

彩花

「響希私の事分かる？」

響希

「うん。分かるよ。1年間の記憶が無くなっただけだし。彩花とは小学生からの仲でしょww」

彩花

「そりゃそっかww忘れるはずないもんねww」

ガラッ

先生

「はい。席に着いてくださーい。」

響希

先生だ。幸い中学1年から同じ担任だったため忘れないですんだ。

先生

「既に知っている人も多いと多いと思いますが、赤崎さんが交通事故にあい、記憶喪失になってしまいましま。」

先生

「これから大変な事があるかもしれませんが、2-3の仲間だと言うことに変わりはありません。これからも皆仲良く頑張ってくださいね。」

先生

「では授業を始めますよー。」

昼休み

昼食を食べるため茜達と屋上へと向かった

茜

「さぁ、食ぁべっよっと。」

彩花

「食べよ食べよー。」

彩花

「てか、響希が交通事故ってなんか不思議だねー。」

響希

「えっ？」

彩花

「だって響希ってなんか優等生ってかんじじゃん。響希が交通事故だなんてねー。信じられない。」

響希

私ってそんな風には思われてたんだ...。意外だな...。

茜

「...........................」

彩花

「どうしたの茜？黙っちゃって。」

茜

「響希今「私そんな風に思われてたんだ...。意外...。」って思ってたでしょ」

響希

「！えっ、なんで分かったの？凄い」

茜

「まぁ、心が通じあってっるって言うかー。分かっちゃうんだよねーww」

この作品はいかがでしたか？

0件

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！

エビ

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

君との思い出

第1話 - 君との思い出

#幼なじみの新着小説
一覧

作者の他の作品すべて見る

関連するタグ

君との思い出

第1話 - 君との思い出

#幼なじみの新着小説一覧

作者の他の作品すべて見る

関連するタグ

#幼なじみの新着小説
一覧