彩
ダブルスが〇〇と〇〇。△△と△△。シングルを私、岸田、◇◇で出ようと思っています。

安藤先生
それが、1番いいメンバーだと思う?

彩
はい。

安藤先生
俺は、岸田と組んだらいいと思うけど。

彩
私は、弥生と組みたくないです。

安藤先生
どうして?

彩
仲はいいと思うんですけど、相性が合わないと感じています。

安藤先生
そうか?

彩
はい。

安藤先生
分かった。それで行くんだな?

彩
はい。

安藤先生
了解。

彩
よろしくおねがいします。

岸田弥生
彩、何話してたの?

彩
冬季大会のメンバーについてだよ。

岸田弥生
私、出れる!?

彩
もちろん!

岸田弥生
やったー!それと、明日話したいことがあるから教室来てくれない?

彩
いいよ。

岸田弥生
ありがと!(ニコッ)

弥生の目は笑ってなかった。それに気づいたのは今ではなかった。
彩
弥生?いるー?

岸田弥生
彩ー!こっち来てー。

彩
どしたの?

岸田弥生
彩、彩って安藤先生好きなの?

彩
.........。え?

弥生の言葉に戸惑った。いずれ、気づかれるとは思っていたがいざそう尋ねられると言葉が出ない。
岸田弥生
安藤先生が好きなの?

彩
.........。うん...。ごめん。

岸田弥生
少しは言って欲しかった。ずっと、彩の前ではしゃいでた私が馬鹿みたいじゃん!

彩
ごめん。弥生を見てたら言えなかった。

岸田弥生
私と彩との関係ってそんなものだったの!?もういいよ!

彩
えっ...?

彩
好きな気持ちを変えることは出来ないよ。

岸田弥生
.........。どうしてそんなこと言うの!?

彩
ごめん、でも、私も好きなんだ。

岸田弥生
意味わからない。自分だけはしゃいで悲しんで。彩にそんなこと言われて。こっちの気持ちにもなってよ!

彩
ごめん。弥生の気持ちも分かるよ。でも、私の気持ちにもなって欲しい。

岸田弥生
無理だよ!もういい!帰って!!

彩
うん、じゃあね。

岸田弥生
嘘だと言って欲しかった...。

彩
ごめん。

弥生は少し涙目だった。私も少しだけ顔を赤くしてしまった。
弥生の気持ちも分かる。でも、好きな気持ちを変えることは出来ないよ。
私だって弥生が「安藤先生が好きなんだー!」って言ってきた時、どれほど「嘘であれ」と、願ったことか。
岸田弥生
ねぇ、弥生ハブろう。

もう一度言います。実話です。(かなり盛ってますが。)