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コメント
8件
病んでるねぇ〜_(:3 」∠)_
病んじゃってるねぇ…
わーお、急展開!めっっっちゃ続き楽しみです!!
“皆”から逃げてきて…… どれくらいたったかな……
ホント……私って馬鹿だな………
こうなるって分かってたのに……
やっぱり、信用できるのニンゲンは…… “あそこ”の皆だけ……
判断ミスだな……
あぁ……【皆】に会いたい……
魔法で“皆”の記憶から私を消せば…… “帰れる”かな………?
いや……無理か……
そんな高難易の魔法、私は使えない……
………………………
………死ねる方法……探そうかな……
別にこの世界に未練なんてこれっぽっちも……
………………ない…んだから……
私はなんで……この世界に夢見てたんだろ……
上手くいくわけないのに………
…………………
自分の運命も知らない、見れない私が…… お姉様の能力……使っていいいの?
………魔法も上手く使えない私が…… パチェの能力……使っていいの?
大切なモノを何も守れない私が…… 美鈴……の能力使っていいの?
時の進む感覚も……“皆”と違うのに…… 私が咲夜の能力を使って……時を操っていいの?
壊したくても…壊せない… 破壊と言う行為がしずらくなった私が……
フランの能力を……使っていいの?
……………………………
生きる価値も……生きる意味も…… 何も無い……私が……
【皆】の能力を使ってて……いいの?
……駄目に……決まってるよね……
……“皆”から逃げてる途中から…… ……お姉様達と話せない…………
まあ……何も出来ない……私なんか……
失望したよね……
……もう、何も分からない……
…何も考えたくない……
……一生……独りでいたい……
……消えたい……
そう……思ってるのに……
それを実行する勇気も……ない……
私……これからどうすればいいんだろ……
……太陽の日に焼かれたって……
……心臓や脳を槍で貫いたって……
……首を刎ねたって……
……自分の【目】を壊したって……
この気持ちは収まらない……
……もう、考えるのも面倒くさくなってきた……
まぁ、こうなったのも、全部全部……
私のせい……
……私が……全部悪いんだ……
自業自得だ……
ずっと逃げ続けてきた罰だ……
……皆のことを騙して……嘘をついて……
こんなのの何がヒーローよ……
何が将来有望ヒーローよ……
ただの……クズじゃない……
…………転生なんてしたくなかった……
……生まれ変わりたくなんてなかった……
……ずっと【皆】といたかった……
……………………
前世の記憶を全部思い出したはずなのに……
私を……リーゼロッテを殺した奴を 思い出せない……
奴を殺せば……少しは気が楽になるはずなのに……
……………………………
……殺すとか考える時点で……ヒーロー失格か……
…………でも、仕方ないよね……
これが“自分の素”なんだから……
監視されてた時は……別に脱走する以外なら 何をしても良かった……
おままごとしても……
お人形とダンスを踊っても……
鏡とお歌を歌っても……
クマちゃんとお茶会をしても……
オモチャを壊しても……
でも……
でも……外の世界に行ったら…… それが出来なくなった……
変な目で見られた……
……1人でおままごとしちゃダメ。
……お人形と踊っちゃダメ。
……鏡とお歌を歌っちゃダメ。
……クマちゃんでお茶会しちゃダメ。
……オモチャを壊したらダメ。
どうして……?
私は……好きなことをしてるだけなのに……
……その疑問を一度、 ヒーローに聞いてみたことがある……
するとそのヒーローは、こう言った……
「その行動が“普通”」じゃないから。
そう言った……
“普通”って……何?
私からしたら……それが“普通”なのに……
でも、私の“普通”は外の世界じゃオカシイらしい……
でも、それを認めたくなくて…… ……信じたくなくて……
沢山のヒーローに聞いてみた……
「私の遊びはオカシイの?」
って……
するとヒーロー達は……
「それは……君が可笑しいね “普通”の子達はそんなコトしないし……」
「どうしてそんな遊びをするんだ! 気持ち悪い。“普通”じゃなさすぎる!」
「君はそんなことして楽しいのかい? “普通”と言うものを知らないの?」
「もっと“普通”の遊びをした方がいい。」
……ヒーロー達は皆、“普通”って言葉を言った…
それで私はやっと気づいた……
ああ……これは私がオカシイんだ…… “普通”じゃないんだって……
これが……ニンゲンの“普通”なんだって……
その事に気づいてから私は決めた……
……この“普通”じゃない遊び方は もうやめようって……
……これからは“普通”の遊びをしようって……
“普通”の子になろうって……
……何でもかんでも直ぐに壊したりするのを……
……やめようって……
“素”の……紅魔 ひいろを消して……
偽物の…………
“普通”の紅魔 ひいろを作ろうって……
だけど……やっぱり辛かった……
雄英に入って……嫌なコトが沢山あった……
そんな時……直ぐにソイツを……モノを 壊したくなった……
……でもそんなことしたら、 “普通”じゃなくなっちゃうから……
“普通”じゃない私に戻っちゃうから……
だから自分の“本当の気持ち”をずっと……
ずっと……ずっと……ずっと…… 隠し続けてきた……
けど……もう……いいよね……
皆に……“普通”じゃない…… 紅魔 ひいろがバレたなら……
もう……“普通”でいなくても……
もう……“普通”に縛られなくても……
“素”の紅魔 ひいろでいても……
……狂っテモ……いイよネ……