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冷たく湿った廊下を辿って玄関から外へ向かい 近くのベンチのある広々とした更地に来た。
ベンチに腰を掛け 先程の記憶が頭を過ぎる。
洋治
あの優しい声
洋治
自覚していない罪な言葉
洋治
意地悪なあの微笑み
優美
さっきの状況が鮮明に思い浮かび 熱は消える所か、余韻で どんどん熱くなっている気がする。
優美
洋ちゃんへの思いが込み上げてくる あんな意地悪な顔、私を愛おしそうに見る目。 私以外見ないで欲しい。
しばらく外で過ごし、段々落ち着いてきた頃 遠くから声がする
…優美……
…優美ちゃーん……
優美
ベンチから立ち上がり 声のする方へ行ってみる その方向へ向かうと 洋ちゃんが周りを見渡し 私を探している姿が見えた その顔は何処か心配そうな顔。
洋治
私を見つけた途端 安堵した様な顔になった。
優美
洋治
優美
洋治
洋治
突然手を繋がれて
優美
洋治
繋いでいた手は ゆっくりと離され私の手に合わさって 遊ぶように指をなぞられ 心配と真剣が入り交じった様な眼差し で私を見つめてくる。
優美
洋治
この光景を昔、何処かで見た事ある気がする。 5歳の時、一人で家を出て公園まで行った時 洋ちゃんに、同じ事を言われた。
優美
洋治
洋ちゃんは言葉を詰まらせた
もう洋ちゃんには 私は大人の女性として写って欲しい。
洋治
優美
私は素直な気持ちを面と向かって伝えた。
洋治
洋治
…少し洋ちゃんの目が変わった気がした さっきとは違う、心配そうな目から 真剣な目に変わった。
優美
洋治
私は緊張感で少し汗が滲むのを感じた
洋治
優美
洋ちゃんは少し目が虚ろなまま 含みを感じるような微笑みを見せる。
洋治
優美
しばらく無言で帰り道を歩いてる時 洋ちゃんが口を開いた。
洋治
優美
洋治
優美
洋治
優美
優美
そう何気ない会話を帰り道に交わす。
しばらく歩いて家に帰ってきた。
優美
洋治
洋治
洋治
そう晩御飯の献立を考えるように 悩ましい顔をする
せっかくだし…
優美
洋治
洋ちゃんの悩ましい顔はどこかへ行き 若干ぱぁっと明るくなった気がした
優美
洋治
少し恥ずかしそうに笑う。
優美
私は「待ってて」と言い 立ち上がろうとすると
洋治
優美
洋治
洋治
入れ替えなくていいのに…
優美
洋治
優美
黒Tさん。