いちごの 短編集

俺は幸せ者だ

メンバーとは仲良くて、可愛い彼女もいて

こんな幸せ、一生続けばいいのに、

だが、この願いは叶わないことを

俺は、知ることになる

これみたら、下降りてきて

あ、みんな一緒に暮らしている設定でふ

でも、少し深刻そうなのは俺でもわかった

？、なんか話してる...、

そう言って見せられた画面には、

ツイッターに書き込まれた、メンバーの悪口

書き込んだのは誰だ、と名前を見ると

俺の、名前

自然と声がでた

俺、こんな信用なかったんやな...、

ﾊﾟﾀﾝ

出てきたが、べつに住む場所が無くなった訳でもない

やば、人見とる...

一旦帰るか...、

橙宅

そのままの家具

配置

それと、

微かに残る、メンバーたちの匂い

俺は、紫ーくんの香りが微かに残るソファーで

静かに眠った

🐦( '-' 🐦 )ﾎﾟｯﾎﾟﾁｬﾝ

スマホを見ると、大量の通知

ツイッターで、あの投稿を見たリスナーさんからだった

ꐕ ...橙くんがそんな人だったとは...、

ꐕ ...推さなければよかった、

ꐕ ...まじ最低

ꐕ ...脱退してよ..、裏切り者、最低

「最低」、「最低」

そんな言葉に耐えきれなくなり、

トイレに駆け込んだ、

トイレここはトイレ

いちばん嫌いな言葉、

その言葉は、俺を蝕んでいくようだった

その日から俺は、

ドアと窓の鍵、カーテンを全て閉め、

外に1歩も出なくなった

食べても食べても、戻してしまう

次第に俺の体は

食べ物ですら受け付けなくなってしまった

こんな生活を送っていたら

さすがに俺の体も限界を迎えたのか

ベッドから起き上がれない日が続いた

まぁ、

その頃の、🍓👑ハウス

紫side

おかしい...、

みんなのことだいすきな橙くんが、

いじっても笑って許してくれる橙くんが、

こんな事するとは、俺は思わなかった

言えるか、

でも...、

いや、たとえ1人になったとしても

ﾊﾞﾀﾝｯ

確認しようにも、

立つことができない

怖い

ｶﾞﾁｬ

完全に怖がってる...

服を着ていてもわかる

あの頃の橙くんみたいに、

がっちりしていない

服越しでもわかるくらいに

腕の骨が浮いている

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

今、紫ーくんが家にきた

最初は、わかってても怖くて

でも、抱きしめられた瞬間

当たり前だけど、

「あぁ、紫ーくんだ」と実感した

ｶﾞﾁｬ

病院到着後、検査

摂食障害、聞いたことはあるけど...

帰宅

あぁ俺、

今世界で1番、

幸せやなぁ、