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遅くなってしまい、大変申し訳ございませんでした!! 引き続き、第2部もよろしくお願いします🙇♀️
ママ
ママ
茜
茜
茜
ママ
茜
やっぱり夢だ
母さんの隣には「私」がいる
それもまだ幼い
なんて…
なんて残酷な夢
茜
茜
ママ
ママ
茜
ママ
茜
ママ
ママ
茜
ママ
ママ
ママ
ママ
ママ
ママ
ママ
茜
茜
ママ
茜
茜
ママ
ピピピピッ……ピピピピッ
茜
茜
茜
目覚まし時計の音で目が覚める
外は明るく、カーテンを開けると見慣れない景色が広がっていた
コンコン
茜
シャオロン
ガチャ
兄さんがエプロンをして入ってきた
シャオロン
茜
茜
目の下のくまが寝てないことを証明していた
シャオロン
シャオロン
茜
茜
カチャカチャと食器の音だけが部屋に響いた
兄さんの家はテレビがない
いつも1人でこうやってご飯を食べていると思うと、寂しさを感じた
シャオロン
茜
茜
シャオロン
シャオロン
シャオロン
シャオロン
そう言って目を細め、笑って見せた兄さん
昨日の夜、枯れるほど流した涙が
また流れる
目の前のご飯がぼやけて、喉が熱くなる
シャオロン
シャオロン
シャオロン
シャオロン
シャオロン
シャオロン
茜
「ママは、ずっとずぅーっと茜ちゃん達の味方だからね」
お母さん
「ママね、茜ちゃんとシャオくんには幸せになってもらいたいの」
お母さん
会いたいよ
先生
先生
先生
先生
先生
「「「「はーい」」」」
『ねぇ聞いた?』
『あー桐山さんでしょ』
『そうそう、お母さんが自殺したらしいよ』
『なんか家庭崩壊したらしい』
『えー!なんか怖いね、可哀想』
ガタッ!!
クラスメイトの話が聞くに耐えなかった俺は
勢いよく椅子から立ち上がった
クラスはしーんと静まりかえった
チーノ
クラスメイトA
クラスメイトB
チーノ
クラスメイトA
チーノ
クラスメイトA
クラスメイトB
クラスメイトA
クラスメイトA
チーノ
チーノ
なんて声をかけたらいいのか
大変だったな?
そんなの言えるわけねーだろ
茜にとって母親がどんなに大きい存在だったか
考えれば考えるほど
茜の苦しみが感じられる
今は違う
今はあいつのそばにいるような状況じゃない
今の茜に必要なのは時間だから
チーノ
ガラガラガラーーっ
ロボロ
ロボロ
チーノ
チーノ
ロボロ
チーノ
チーノ
チーノ
ロボロ
ロボロ
チーノ
チーノ
ロボロ
チーノ
ロボロ
ロボロ
チーノ
チーノ
ロボロ
チーノ
ロボロ
ロボロ
チーノ
チーノ
クラスメイトA
クラスメイトA
クラスメイトB
チーノ
クラスメイトA
クラスメイトB
チーノ
クラスメイトA
クラスメイトB
話は遡り…
茜の母が亡くなって2日が経った日のことだった
通夜も葬式も終わり、茜はシャオロンの家に合流した同時期
ロボロは部活終わりで帰ろうとしていた
その時
1本の電話が入った
ロボロは画面に出た名前に顔をしかめた
ロボロ
無意識にため息がでて、しぶしぶ通話ボタンをおした
杏奈
杏奈
ロボロ
杏奈
杏奈
ロボロ
ロボロ
そう言って耳からスマホを離して、切るボタンを押そうとした時
杏奈
杏奈
ロボロ
杏奈
杏奈
ロボロ
ロボロ
杏奈
杏奈
杏奈
ロボロ
杏奈
ロボロ
ロボロ
杏奈
杏奈
杏奈
杏奈
ロボロ
杏奈
杏奈
杏奈
ロボロ
杏奈
杏奈
ロボロ
ロボロ
杏奈
ロボロ
杏奈
杏奈
ロボロ
ロボロ
ロボロ
杏奈
杏奈
ロボロ
杏奈
ロボロ
ロボロ
ロボロ
杏奈
知らない道
かつてはここに住んでいたのに
もう1ミリも覚えていない
ただこの街には
苦い思い出だけが蘇ってくる
シャオロン
茜
シャオロン
茜
シャオロン
茜
茜
シャオロン
シャオロン
茜
シャオロン
茜
茜
この街でもう一度頑張る
私には少し難しいかもしれない
だけど
もう私には兄さんしかいない
兄さんにも私しかいない
時間はかかるかもしれないけど
助け合って生きていこう
お母さん
見守っててね
第1部 [完]