少女探偵 ナイトスクーパー🔎

私の父は 「日本を代表する探偵」 と、言っても過言ではないくらいの

名探偵だった。

父は日々 警察に協力し 事件を解決していた

だから めったに父が 家に帰ることは無かった。

ネットで配信される 父の事件解決現場

私は父をいつも 画面越しに見ていた。

私の父が事件を解決する姿は

ホームズやそこいらの探偵なんかより かっこよくて、

そんな父が誇らしかった。 そして

そんな父が

だいすきだった。

のに……

父は5年前、 私に、

" ごめん "

と、言い残して それ以来 行方不明だ、

警察も全力で捜査したが、

父は見つからなかった。

警察共は

「もう死んでいるんだよ 輝ちゃん。」

というばかり、

そういうなら せめて 死体は発見しろよ

私は父が生きていることを願い、

5年経った今 探偵部というものを作り、

日々父について調査している。

世輝高校(ｾｲｷｺｳｺｳ)

古くて掠れたチャイムの音が 学校中に響き渡る。

6時間目を閉めるチャイムがなった瞬間 3-A組は 皆一斉に立ち上がり

号令など関係なく それぞれ

帰宅する準備や 部活の準備を始める

様々な物音が教室中に響く、

すると 1人の少年が 私に話しかけてきた。

夜雲 輝 (ﾔｸﾓ ｷﾗ)

如月 優 (ｷｻﾗｷﾞ ﾕｳ)

といい 優は 慌てて教室から出ていった