OC過去編

始まり

ガシャっ！ドカッ！！バタバタ… (ポカッ)

1日日記 こはね

30分ほど部屋を探してみた。

日記1日目 兄が死んだ。 原因は事故…だと皆には伝えてあるけど、本当は違う でも変なこと言い始めたら、母さんがまたおかしくなるからやめておいた。 この日記には、｢自殺｣と記しておこう。

日記2日目 母さんが変な宗教と、変なサーカス団に入った。多分、今の狂った母さんには美しく見えたんだろうな。 僕はそんなふうに見えなかったけど 父さんとは離れた。大好きだったんだけどな

rari｢なんでお父さんと離れちゃったんだろ？｣

日記3日目 お父さんが引っ越した お婆ちゃんが無理やりさせたみたい ｢あんな女の近くにいない方がいい｣ ってさ。僕のこと置いて行っちゃった

日記4日目 母さんが所属してるサーカス団について調べた。そこがかなりまずいところで、違法薬物、殺人、強盗などしているそうだ。 母さんは違法薬物に手を出してたらしい

rari｢文字が、震えてる…｣

日記5日目 とうとう母さんが僕に手を出してきた。サーカス団に入れって。 宗教はどうしたんだって聞いたら、宗教は捨てたらしい。そんな簡単に捨てていいものなのか。 助けなんて呼べないから仕方なくついて行くことにした。

日記6日目 やっぱり逃げ出すべきだった ここから1m、10m、100km先にだって逃げ出すべきだったかもしれない

｢可哀想に…｣

日記7日目 「もう外の世界のことなんか考えるなよ｣ そう言われた。何年、何十年経ってもお前はここの後継として生きていけ と言われた こんな場所の後継なんてしたくないのに

日記8日目 表はただの売れないサーカス団 裏は違法薬物、殺人と犯罪者の集まりだ 僕はずっと隠れ続けることしか出来ない。こんな場所で母さんといるのは嫌だから。

日記9日目 母さんがサーカス団に殺された。 原因は共有の財産を自分一人で使ってしまったこと。 母さんがいなくなっても、もうどうでも良くなってた。俺はもうあの人を母さんだとは思っていない

日記10日目 逃げた。必死で逃げた。いつの間にかとても快晴だった空が真っ暗になってた たまたま父さんが通りかかって助けて貰えた。 父さんからここに行ってみないか？と誘われて劇団に入った。

rari｢あれっ……劇団って｣ 由紀｢どしたん？その日記｣ rari｢あっ｣

次回→日記｢黎斗｣