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呑兵衛和尚
44
五月蒼
429
Umi
595
71
時刻は夜の7時 少年は白髪の男に連れられ、 あるレトロチックな喫茶店に入った。
???
喫茶店のマスター
???
白髪の男と少年は外の景色がよく見える窓側のテーブル席に腰を下ろした。
少年は不安でいっぱいの様子だったため、白髪の男が口を開く
???
雅楽 敬士
雅楽 敬士
雅楽 敬士
万燈 樹
雅楽 敬士
万燈 樹
タカシは後悔した。己の軽率な質問で場の空気が一気に冷えたからである。
ガタッ!! 机から出て少年に向かい
雅楽 敬士
深々と頭を下げた。 堂々とかつ紳士的に。
万燈 樹
"グゥ〜〜" イツキはお腹を恥ずかしそうにさする。
雅楽 敬士
タカシは頭を上げ、 ゆっくりと席についた。
雅楽 敬士
万燈 樹
雅楽 敬士
そういうと タカシはカウンターにいる男に向かって
雅楽 敬士
喫茶店のマスター
雅楽 敬士
マスターはテーブルについている2人に 紅茶を提供した。
喫茶店のマスター
雅楽 敬士
雅楽 敬士
イツキは恐る恐るティーカップを手に取り
万燈 樹
とゆっくりと口にした。
万燈 樹
紅茶の芳醇な香りと優しく深みのある味により、イツキの心はやっと落ち着きを取り戻すことができた。
雅楽 敬士
頂く……? イツキが不思議そうに考えていると、
雅楽 敬士
机の上に映写機が現れた。 だが、フィルムは付いていない。
雅楽 敬士
イツキは考える。 だが、なかなか思いつかない。
万燈 樹
雅楽 敬士
そう言うとタカシは イツキの胸の中に手を入れた。
万燈 樹
イツキは混乱してる。
雅楽 敬士
イツキの胸の中から取り出した手にはフィルムを持っており、フィルムには
樹 心に残る一品
と書かれている。
雅楽 敬士
雅楽 敬士
タカシは撮り出したフィルムを 映写機にセットして映像を流し始めた。
ガチャッ、ウィーン…… カタカタカタ……
???
映っていたのは どこにでもありそうな幸せな家庭だ。
万燈 樹
イツキはお母さんが作ってくれた「鍋焼きうどん」の味を思い出した。
両親が亡くなる3日前に食べたあの味。 温かく、心も体も癒してくれるあの味を。
雅楽 敬士
万燈 樹
万燈 樹
雅楽 敬士
万燈 樹
懐かしい香りと共に 見覚えのある女性が カウンターからお盆を持って イツキ達の席に来た。
お盆の上には 蓋の閉じた土鍋とレンゲ・箸が2つずつあり、テーブルの上に 静かに置かれる。
ごゆっくり
そう言うと女性は 涙を流しながらも 笑顔で消えていった。
万燈 樹
席から勢いよく立ち上がった時には 既に母親の姿はない……
雅楽 敬士
イツキは不意に出てきた涙を腕で拭い
万燈 樹
ゆっくりと席に着いた。
イツキとタカシは土鍋の蓋を開けた。
湯気と共に立ち上がるダシの香り、2人は
雅楽 敬士
万燈 樹
と喉を鳴らす。
具材はシンプルなもので、 卵・長ネギ・かまぼこ・しいたけ・ 市販に売っているかき揚げが入っている。
2人はレンゲの上にうどんと具材を載せ「フー…フー…」と覚まし一気にすする。
雅楽 敬士
万燈 樹
イツキは懐かしさと嬉しさ のあまり感情が抑え込めず 涙が少しずつ溢れ出てきた。
万燈 樹
そう言いながら イツキは勢いよく鍋焼きうどんを食べた。
タカシはイツキの食べる姿を見ると 少し安心して食べ始めた。
雅楽 敬士
万燈 樹
イツキは頭を深く下げた。
雅楽 敬士
万燈 樹
雅楽 敬士
万燈 樹
雅楽 敬士
万燈 樹
頭を上げたイツキは さも嬉しそうなニッコリとした表情になり、勢いよく席に座った。
雅楽 敬士
雅楽 敬士
雅楽 敬士
雅楽 敬士
雅楽 敬士
万燈 樹
雅楽 敬士
雅楽 敬士
雅楽 敬士
万燈 樹
雅楽 敬士
タカシは懐から1枚の写真を取り出した。 そこに写っていたのは追ってきた 集団のリーダーと思われる "仮面を着けた男"であった。
雅楽 敬士
タカシは写真を 軽く席の上に投げた……………………
コメント
1件
うわあ、第2話、すごく温かい気持ちになりました…!タカシさんが樹くんの心の扉を無理に開かせず、紅茶の香りからゆっくりとほぐしていく流れが自然で、お母さんの鍋焼きうどんが出てきた時の涙には私ももらい泣きしそうでした。“ありきたりな味だけどどこか懐かしい”って、一番心に沁みるんですよね。権能の設定も面白くて、これからどう展開するのか楽しみです。続きが気になります!