短編集

BTS RM

『雨の日の主人公』

ただいま私はオッパの帰りを待っています。

今日の天気は晴れ

だったはずなのに大雨

寂しさを紛らわせようとお出かけしよう思ったけれど

何処へにも行けませんでした。

ﾌﾞｰｯﾌﾞｰｯ

オッパからの電話 こんなに嬉しいことは無い

何が御免なの？

帰れない……？

貴方のことどれだけ待っていたか

待っててってどういう…

ﾌﾞﾁｯ

というのが2時間前…

雨女っていう小説まだ読み終わってなかったな。

世界一の雨女。 何があっても誰も近寄らない。 恋愛なんてしたことも無い。

でも 一人の男性は彼女に惹かれてしまった。 こんなに素敵なひとがいたのか。

でも彼女は 彼を拒んだ。

私に近づいてはならない。

貴方も悲しみの雨に打たれてしまうわ。

だが彼は諦めなかった。

ピンポーン

宅配便かな。

私はインターフォンで返事をした。

ドアを開けた先には

雨の音。 その中に

愛する人がいました。

両手を広げるおっぱ。

私はそこに飛んで行った。

結局この言葉の意味を知るのは 後々になりました。

そんな私たちの小説の様な

素敵な日でした。