ななせ💡
ななせ💡
起きたら視界が白い何かを映した
あぁ、この匂い、
病院だな。
こんなにも静かなのは病院だからと言われれば頷ける。
体中が何故かとても痛いけど、俺は起き上がった。
ya
起き上がり方まで忘れてしまったのか。かなり時間をかけて俺は起き上がった。
目の前には沢山の人が居た。でも
何かを言っているのに、何を言っているか理解ができない。
この時初めて気づいた。
ya
顔見知りでもない人達の会話なんて聞いて何になるというのだろう。
数十秒後、白衣を来た人が焦ってこちらを見た。簡易的な検査に必要なものを取られると、また知らない人と俺だけの部屋になった。
?
知らない誰かが何かを言ったが、 何を言っているか分からなかった。
そこで俺の状況をひとつ理解した。
ya
俺が首を傾げると、恐竜のパーカーを着た男の人は悲しそうな顔をした
ゆあんくん ←君の名前
なんて紙に書かれた。
ya
そういえば起きる前の記憶もない。 あぁ、記憶もなくなったのか。
何人も何人も病室にいるけど、記憶をなくしただけで友達なのかな。
分からない。先程俺の名前を教えてくれた人に紙に書いてあることを伝えた。
耳が聞こえない。記憶もない。 本当にごめんね。
何も聞こえないから自分が喋れているのかすら分からない。
でも確実に俺はこの言葉を言った。
ya
黒い洋服を着た茶髪で赤い瞳を持つ男の人が涙を流した。
そこからみんな涙を流していたが、誰よりも最初の彼の姿が美しく見えた。
名前は何?教えて欲しい。 あとみんな、俺と友達だったの?
紙を伝って名前を知った。 友達だったことも知った。
ya
何やらみんなで会議みたいなのをして、うりさん以外は病室を出た。
1人ずつ話す場所を作るためだろうか。
ur
彼はずっと泣いてた。
その姿があまりにも美しいから、俺の手のひらは彼の頭を撫でていた。
ur
うりさんが泣いてたら俺も悲しい。
その言葉でさらに彼は泣いた。
ya
笑ってた方が可愛いと思うから。
愛おしいくらい彼を見ていたい。
ねぇ、うりさん。 俺うりさんといると居心地いいや。
本当に、好きになっちゃうや。
ur
うりさんを泣かしてしまった。
そんなに嫌だっただろうか。
すると、 うりさんは文字を書き連ね始めた。
ゆあんくん。お前は記憶が無いかもだけど、俺たち前は恋仲だったんだぞ。
ur
ya
俺は記憶をなくしても、何も聞こえなくても、
彼をすきになってしまうんだ。
前のことは思い出せないけど、なんだかそれが嬉しくて彼に抱きついた
ya
分からないけど、
分からないけど、
うりは、俺もだよ、と言ってくれたような気がした。
ya
こちらからは彼の声が聞こえないから、まるで一方的な愛だ。
でも、それを否定してくれるように
俺の背中に回されたうりの手が俺の背中を優しく撫でてくれている。
あぁ、大好きだ。
ななせ💡
ななせ💡
ななせ💡
ななせ💡
ななせ💡
ななせ💡
コメント
7件
えもう最高に好きすぎてもう、、😿💖💖
あああああああああああああ好きですっ!!!!ya裙......!やばいurりんがいい子過ぎるよ......😣 最高級に癖にぶっ刺さりました.............。攻めが障害?を負うのもいいですね.......。
感動と言うか悲しいですね😭 yaくんちょっとずつ治っていくと 願います🙏最高でした続き待ってます