一覧ページ

君の心が浮遊して

第13話 - 第十三話怖い人

2024年10月24日

#オリジナル

#よ、読んで欲しいなぁ……

Ｎ@引退済

主

こんえぬ！

主

話すことねぇ……

主

本編GO！

浮遊凜々

……あれ、ここ……

浮遊凜々

前来た……とこ？

？？？

正解だよ

浮遊凜々

貴方は……誰？

？？？

えー？僕かい？うーん……そうだな……

「誰か」

「誰か」だよ

浮遊凜々

何それ……

「誰か」

さぁ？

？？？

っ！来てくれたんですね！

浮遊凜々

貴方は？

『誰か』

私は『誰か』。それ以外は言えないんです。私たち。

浮遊凜々

ふーん……

「誰か」

今日は君に少し質問しようと思って呼んだんだ

浮遊凜々

しつ……もん……？

「誰か」

そう。君が

『誰か』

私たちを

覚えているのか

浮遊凜々

覚えてる……？

浮遊凜々

ごめんけど、人違いじゃないかな？

浮遊凜々

私、ずっと人間界で生まれ育ったから、わかんないや

「誰か」

ふーん……覚えてないんだ

『誰か』

大丈夫。貴方は思い出してくれると信じてます。

「誰か」

さぁ？それはどうかな？

『誰か』

いいえ！！この方は絶対に思い出してくます！！

「誰か」

ふふっ……馬鹿らしい

「誰か」

そろそろ帰りな。朝が来る

浮遊凜々

あ、うん！じゃあね！

『誰か』

……

叶

助けて……ください、ね、？

浮遊凜々

ん……

浮遊凜々

夢……？

浮遊凜々

（の割にはしっかり覚えてる……）

浮遊凜々

とりあえず着替えて食堂行こ

丹音瑠音

あ、凜々ちゃんおはよう！

浮遊凜々

あ！瑠音ちゃんおはよう！

丹音瑠音

どれにする〜？

浮遊凜々

うーん……じゃあこれ！

私はバターロールとミネストローネ、簡単なサラダのセットにした。

瑠音ちゃんは魔法界の食べ物を食べていたので私にはよく分からなかった。

浮遊凜々

そーいえば、変な夢みるんだよね

丹音瑠音

ほんなふへ？

浮遊凜々

んぇ？なんて？

丹音瑠音

んっ……どんな夢？

もぐもぐ口を動かしながらの返事が分からず聞くと、

ごくんっと飲み込んでからもう一度瑠音ちゃんは言った。

浮遊凜々

なんか、「誰か」と『誰か』が私に話しかけてくるってゆー……

丹音瑠音

それ、夢伝達じゃない？

浮遊凜々

夢伝達？

丹音瑠音

うん

丹音瑠音

あんまり他の人に聞かれたくない話を夢で話すってやつ！

丹音瑠音

ま、大分難しいから上流魔法使いじゃなきゃ出来ないけど

丹音瑠音

例えば……校長先生くらいの上流魔法使いとかかな

浮遊凜々

へー……

浮遊凜々

じゃあ、校長先生レベルの魔法使いが私になにか話そうとしてるってこと？

丹音瑠音

まー多分そういうことかな

浮遊凜々

信じられない……

丹音瑠音

校長先生レベルの魔法使いが二人も居るのが一番信じられなけどね‪w

瑠音ちゃんは面白そうに笑う

浮遊凜々

確かにw

私もつられて笑う

浮遊凜々

ご馳走様でした！

丹音瑠音

何それ

浮遊凜々

え、魔法界では言わないの？

丹音瑠音

頂きますは言うけど……それは初めて聞いた

浮遊凜々

へー……不思議だなぁ……

浮遊凜々

ま、行こっか！

丹音瑠音

うん！一時間目は……

丹音瑠音

げ。変身学だ

浮遊凜々

難しいの？

丹音瑠音

いやーなんていうか先生が……

浮遊凜々

厳しいんだ

丹音瑠音

まぁそんな感じ

浮遊凜々

……ん？

浮遊凜々

瑠音ちゃん一年生だよね？

浮遊凜々

なんで知ってるの？

丹音瑠音

あー……私、留年してて……

浮遊凜々

えっ！？

丹音瑠音

ホントなら二年生……

浮遊凜々

せっ先輩！？

丹音瑠音

違う違う！

丹音瑠音

学年は一年生なんだから同級生だよ！……多分

浮遊凜々

な、ならいいけど……？

浮遊凜々

いや良くないかも！？

丹音瑠音

えへ……吃驚するよね……

浮遊凜々

吃驚ってか……

浮遊凜々

なんかフクザツ……

そんな感じでたべっていると、誰かとどんっとぶつかった。

浮遊凜々

あ、ごめんなさい！

？？？

……いえ。

その人は、ピアスをあけてて、紫の髪ショートストレートの、ちょっと怖い雰囲気のひとだった。

丹音瑠音

……！

丹音瑠音

（やば）

丹音瑠音

凜々ちゃん！こっち！

浮遊凜々

え！？

浮遊凜々

はぁっ……はぁっ……

丹音瑠音

多分っ……ここまで来ればっ……大丈夫っ……かな？

浮遊凜々

ね、ねぇ！

浮遊凜々

そこまで怖い人なの！？

丹音瑠音

当たり前でしょ！？

丹音瑠音

ﾂﾁﾙﾕｳ
超最恐不良の槌琉柚羽！

丹音瑠音

学校内で最も恐れられてる不良だよ！

丹音瑠音

夜姫って異名もついてるし……

丹音瑠音

しかも三年生でセンパイ！

丹音瑠音

知ってる技と魔力量が桁違いだっての！

浮遊凜々

……不良なのに留年してないの？

丹音瑠音

あー……なんか、頭いいらしくて……成績もいいんよ

丹音瑠音

だから先生達は槌琉柚羽が最恐不良だって知らないの！

浮遊凜々

へぇ……

浮遊凜々

そこまで怖い人には見えなかったけど……

浮遊凜々

走って逃げてくる程なのかな？

丹音瑠音

走って逃げる程なの！

丹音瑠音

あ、授業はじまる！

丹音瑠音

いこ！

浮遊凜々

あ、うん！

君の心が浮遊して

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

4件

続きが楽しみだな(´nωn`)

よきかな…

Ｎ@引退済

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

君の心が浮遊して

第13話 - 第十三話 怖い人

第13話 - 第十三話怖い人