蒼
……ウーン、
昨日の放課後の出来事が頭にこびりついて離れない.
明らかに何かがおかしい二神の家.
蒼
(聞くにしてもなぁ…、
私はみんながチラチラ遠くからみているのに気がついて大きなため息を着いた.
蒼
はぁ、
ゆづ
おはよぉ、蒼ちゃん、
蒼
あ、おはよ….
ゆづは少し気まずそうに隣に座った。 まだ話せる子はこの子しかいない.
蒼
ゆ、ゆづちゃん.
ゆづ
ヘッ、!?う、うん.
蒼
二神の家って、______
ゆづ
_______!!
端的に言うと、ゆづちゃんは顔色を一瞬で変えた.みんなの視線も集まっているように感じる.
ゆづ
蒼ちゃん、ちょっときて.
蒼
う、うん.
何がこの一瞬に起こったのか、分からなかった.
蒼
な、何
ゆづ
蒼ちゃん、小声で話して.
誰に聞かれているかわからん.
誰に聞かれているかわからん.
蒼
____だから、何が!
状況が全く追いつかず、わたしはゆづの掴んだ腕をふり離した.
ゆづ
_ごめん、急にこんな.
____なんでそんな顔してるの?
ゆづ
…今度こそ、失いたくないんよ.
蒼
_____え?
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